*結城翔太様*



「…ごめんな」


自分の胸に顔をうずめながら、すやすやと眠る可憐な寝顔に語りかけた。


「でも、いつかきっと…お前を…」



*艶が~る幕末志士伝* ~もう一つの艶物語~



小さい頃から一緒だった彼女を守れるように。


それは、決して幼馴染だからでは無く、一人の男として。


「約束するよ…」


彼女の頬にキスを落とすと、柔らかい黒髪に触れた。


この温もりを胸の奥に焼き付けながら…。



Special thanks.

てふてふあげは さん