*藍屋秋斉様*



「こない無防備な寝顔は、見たこと無いな」


彼は、気持ち良さそうに眠る彼女の寝顔に、半ば呆れていた。


自分は、本当に信頼されているのだ、と。


「…こんなにも心、乱されるとは…」


ただの好き心かと思っていた。



*艶が~る幕末志士伝* ~もう一つの艶物語~



あいつの為、ただそれだけなのだと。


「……………」


この想いは、まやかし。



そして、また…彼は想いを胸の奥にしまい込んだ。




Special thanks.

てふてふあげは さん