【ドラマシーンの会話】


屯所内の稽古場にて…


藤堂「あいつ、誰であろうと関係無くやっちまうって話よ」


原田「聞いた。入隊初日から、うちの隊士も何人かやられたって話だしな」


武田「(モノローグ)左之助と藤堂が認めるなんて、そこそこ骨のある子が入って来たみたいね…」


と、二人が服部のことについて話しているのを盗み聞きする武田。次いで、庭へと向かうとそこには沖田と永倉がいて、これまた二人の話に耳を傾ける…。


永倉「おお、そうか…なるほどな」


沖田「いやぁ、向かい合っただけであの威圧感ですからね」


永倉「総司ですらそうか。やはり、あの服部と言う男…只者ではないな」


武田「(モノローグ)また、服部って子の話?総ちゃんも認めるほどだなんて、ちょっと妬いちゃう…」


沖田「それにしても、本当に強引な男です。腕を掴まれたと思ったら、あっという間に床へ押し倒されてしまいました。ちょっと恥ずかしいですけれど…」


永倉「複数の相手でもいけるらしいからな」


武田「(モノローグ)え?えっ?何の話??総ちゃんを押し倒して、されるがままだなんて…まさか…」


沖田「衝撃でしたね。両刀の人に会ったのって初めてだったもので…価値観、変わっちゃいました」


永倉「なかなか出会えるものじゃないからな」


武田「(モノローグ)いるわよ!ここに…ずっと!!いや、それより。もしかして、この話の展開…服部って子のおかげで総ちゃんもついに、あたしの世界へ足を踏み入れたのね!歓迎するわ!いらっしゃーい!いや、いらっしゃいませ総ちゃぁああんラブラブ


などと、永倉と沖田の会話に終始、モノローグで突っ込みを入れる武田!!


そして、その晩。

武田は、永倉たちの言葉を思い出しながらまだ見ぬ服部のことを妄想するw


完全にBLノリです(笑)


そんな時。

本当に服部が武田の部屋を訪れるのだったw


服部「服部武雄という者です」


武田「え…(ドキドキ)何の用?」


服部「入隊のご挨拶に参りました」


武田「そう…」


そう呟いてすぐ、立ち上がり…


武田「(モノローグ)まさか直接!部屋にまで来るなんて!大胆にも程があるわぁあせる


と、心の中で呟いて座り込むと、襖の向こうから服部の声が…


服部「入っても宜しいでしょうか?」


武田「入って……何をするおつもり?」


服部「あ、いやぁ…ですからご挨拶を…」


武田「本当に…ご挨拶だけでしょうね?」


服部「は?涙


武田、再び立ち上がり…


武田「(モノローグ)しかし!ここは先輩として、期待を裏切る訳にはいかないわね!」


服部「あの、ご都合悪いようであれば出直しますが…」


武田「いいわよドキドキ


服部「そうですか。では失礼いたします」


そう言って、襖を開けて中へ入る服部の目前。武田の就寝姿が…そんな武田の寝姿を見て、


服部「…具合でもお悪いのですか?」


武田「え?」


服部「あ、失礼致しました!また改めます。寝込んでいるところを申し訳ございませんでした」


そう言いながら、部屋を後にする服部に武田は上体を起こし…


武田「何よ!あたしじゃダメなのむかっ何なの?!だいたいあの子、何がしたかったっていうのよ!あー、あったま来ちゃうわぁ!!


と言って布団を被り寝転がる。

が、また起き上がり、


武田「あー!何よ、期待に応えてあげたっていうのに!全然、期待に応えてくれないじゃないのよ!あー!寝てやる!」


と言いながら、また横になるも…再び起き上がりw


武田「あー、寝れない!あー、寝れない!お肌に悪いのよ睡眠不足は!返せ、私の美貌と誇りを!服部ぃぃぃ!!」


最後の、「服部ぃぃぃ!」が屯所内に響いて。

近藤の部屋。


沖田と近藤が、茶菓子を前にお茶をすすっているシーンへ。


近藤「やけに騒がしいね…」


沖田「観柳斎さん、最近変なんです…」


近藤「最近?…今に始まったことじゃないけどね」


近藤・沖田「ですよねぇー…」


二人で呟き合って、近藤が茶菓子を立て続けに頬張る。そして、最後の一個も食べそうになって、沖田に譲る近藤が可愛くてww


微笑み合う二人がほのぼのしてました(笑)




( ´艸`)