<艶が~る、妄想小説>

艶物語 ~ボーイズトーク その1~   *歳三&総司


今回は、歳様と総司くんがボーイズトークしている部分を書いてみましたテレッ

っつっても、ちこっとですけどニヤリ

こんなふうに、二人に思われたい……って願望が強いっむふっ。

良かったら、読んで下さいませahaha;*


余談ですが、最近…平清盛クローバー観てまふたんぽぽ

松山くんと中井貴一がかっこいいウフフ



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もう一つの艶物語 ~ボーイズトーク~ *土方歳三&沖田総司*



「……冬の花……その身に纏う……違うな」


私がいつものように巡回を終え屯所に戻ると、縁側で発句を書いている土方さんと居合わせた。真剣な眼差しで発句を書いている土方さんの横顔が面白くて、そっと近づき私は声をかける。



*艶が~る妄想小説* ~もう一つの艶物語~



「土方さん」
「……おう、もう見回りは済んだのか?」
「ええ、今終わって帰ってきたところです。また懲りずに発句を書かれていたんですか?」


土方さんは、私の言葉に右眉をつり上げながら筆を置き、発句集を閉じた。その反応が面白くて、私は土方さんの隣に座り込むと、またからかうように話し出す。


「この間は、永倉さんたちに盗み読みされて大変でしたね」
「お前は読んでいないだろうな……」
「いやだな~、読んだに決まっているじゃないですか。読まないわけにはいきませんよ」


つい先日のこと。


土方さんが縁側に忘れていった発句集を、永倉さんと原田さんが見つけたところから悲劇は始まりました。

二人が盗み読みしているところへ私も出くわし、私も普段から土方さんがどんな発句を書いているのかとても気になっていたので夢中で読んでいました。そこへ自分の発句集を探しに来た土方さんと鉢合わせになり、私達は近年稀に見るほどの地獄を経験することになったのでした…。


「……お前らには一生分からねぇだろうよ」


土方さんは右手の拳をプルプルと震わせながら言った。いつもは、物静かで落ち着いている土方さんも、趣味のことになると人が変わったようになる。


「怖い怖い……ところで、今度はいつ島原へ行くのですか?」
「珍しいな……お前のほうからそんなことを聞いてくるなんて…惚れた女でも出来たか?」
「いえ、ただ…最近は、お座敷遊びが楽しくて」
「……くどいようだが…二十歳を過ぎた男のいう台詞じゃねぇな」


ニヤけながら言う土方さんを横目に、私はまた始まった…と、思いつつ話題を変える。


「……先ほどからいい香りがしますね」
「ああ、この間フランス大使から南仏製のシングルフローラルノートという香水をいただいた」
「しんぐ…る?な、何ですって?」


仄かに漂ってくる花のような香りに戸惑う私を見て、土方さんはニヤリとしながら「お前も使ってみるか?」と、尋ねてきた。男がそんなものをつけるなんて…と、私は首を横に振る。


「これからは、男もこれぐらいしねぇと女を落とせねぇからな」
「真昼間からいう台詞じゃないですね…」


呆れる私に土方さんはクスリと笑うと、尚も口を開いた。


「ガキには分からねぇか…」


そんなに私は頼りなく見えるのかな?いつも、土方さんとこういう話になると絶対に「ガキ」と言われてしまう。いや、私が奥手なのではなく、土方さんが行き過ぎているのだろう。


「女ってのはな、惚れた男に抱かれたいって思っているもんだ。何も言わずに抱きしめてやればいい」
「……これも、真昼間から言う台詞じゃないですよね…」


呆れる私を見ると、土方さんはニヤリと笑って言った。


「総司、うかうかしてやがると他の男に取られちまうぞ」
「……はいはい。分かりましたよ」
「例えば、俺……とかな」


その言葉に胸をドキリとさせると、私は思いっきり土方さんの顔を覗き込んだ。


「それって…どういうことですか?」
「さぁな……」

「なんですか、それ!」

「自分で考えろ」


そういうと、土方さんは発句集と筆一式を持って静かに去っていった。


「ひ、土方さん、ちょっとまっ……て…」


(例えば、俺とか…って…?)


その場に佇みながら土方さんの言葉を反復していた。もしかして、私の思い人を知っているのだろうか…。そして、その相手が土方さんの思い人ということなのだろうか?


(なんだか…また一悶着ありそうだな…)




*艶が~る妄想小説* ~もう一つの艶物語~



澄み渡る青空を眺めながら、私は彼女の笑顔を思い浮かべる。


そして考えた。

土方さんに取られる前に、彼女を自分だけのものにしなければ…。


胸の奥の密かな思いを告げたくて心が逸る。


どんなふうにこの思いを告げようか……。




<つづく?> 



お粗末さまでした( *´艸`)


土方さんと沖田さんが二人きりでボーイズトークをしたらどんな感じかな?なんて思いながら妄想(笑)
ちなみに、土方さんはフランス大使から本当に香水を貰って、戦場でも愛用していたそうです♪あと、龍馬さんも好んで香水をつけていたそうですよ(*´▽`*)案外、二人ともダンディだったんですね♪