<艶が~る、妄想小説>
今回は、秋斉さんに引き続き…
古高俊太郎様の物語を少し書きました
俊太郎様は……難しいっちや
今回はモロショートストーリーですっ
そして、まことに勝手ながら…
ヒロインの名前を ”春香” と決めさせていただいてます
そして、俊太郎様につき…艶シーンありです
( かなり控えめにしました )
というか、今回は艶シーンのみになっちゃいました
よかったら、読んでくださいませ
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「もう一つの艶物語 ~夢現~」 *古高俊太郎*
「俊太郎様、春香です。今夜はお会い出来て嬉しいです…」
俊太郎様が私を呼んでくれたことが嬉しくて、私は胸を高鳴らせていた。
彼は、手招きをすると優しい眼差しで迎えてくれる。
「会いたかったどす……」
傍に寄り添い、お酌をしようとした瞬間、彼は私が持っていた銚子を奪うと静かに床に置いた。
そして、私の身体ごと彼の逞しい太腿にちょこんと座らさせる。
「しゅ、俊太郎様……」
「酒より、あんさんの温もりが欲しい…」
そう言うと、彼は私をぎゅっと抱きしめた。
彼の吐息が耳元をくすぐるたびに、私は肩を震わせる。
「儚い夢と、笑われても……わてはあんさんに惚れてしもたさかい…嫌や言わはっても、今夜こそはあんさんをわてだけのものにしたいんどす」
彼は、泣き笑いのような顔をすると、優しい口付けをくれた。
それは、いつもよりも儚げで……。
唇から彼の切ない思いが伝わってきたような気がした。
この人に出会ってから、私の運命は大きく変わってしまった。
いつも、何かに翻弄されてばかりいる。
たまに憂いを宿した瞳が切なくて、この人がたまらなく愛しくなる。
一秒たりとも、離れたくない…私の大切な人。
そして、ひとしきり口付けをすると、彼は私の耳元で囁いた。
「ほんまにええどすか?」
「俊太郎様になら……」
「途中であかん言うても、止められんようになりますが…」
「あなたになら……私は…」
彼はクスッと笑うと、私を優しく抱きしめた。
「しゅ、俊太郎様……」
「春香…は…ん」
「俊太郎様……」
「春香はん?」
「……俊太郎様ぁぁ…って、んっ?あ、あれ?」
気が付くと、私は布団の中にいた。
そして、ふいに目の前にある俊太郎様の顔に驚く。
(……もしかして、夢だったの?)
「よう寝てはりましたよ。あんなかいらしい寝顔見せられたら、何も手出しできんようになってしまいます」
「へ?いや、今……だって……私…いつの間にか寝てしまったんですね…」
「わての名前を呼んでくれはるとは…どないな夢を見てはったん?」
「い……言えません」
彼は私の横に寝転がり片肘をつくと、微笑みながら囁く。
「夢の続きをしまひょか?」
<終わり>
お粗末さまでした゚.+:。(≧∇≦)ノ゚.+:。
まさかの夢オチ……。
続きも書きたいけど…
ここでは無理か…