早起きコーチの渡辺美香です。

 

私は映画が苦手。

 

せっかちな性格ゆえ、2時間、見通すことがむずかしい。

 

20代のころ

「映画をみるために2時間使う事がもったいなく

感じる」と言ったら

 

映画マニアの友人から

「何言ってるんだ。映画は最大の娯楽と言われているのに・・!」

 

とお叱りを受けました(笑)。

 

そんな私でも見通せた作品があります。

 

ダンサー・イン・ザ・ダーク

 
はっきり言って明るいお話ではない。
ビョーク演じる主人公セルマは貧しいシングルマザー
で目が不自由。
 
一人息子も放っておくと目が不自由になる病気のため、
手術をしなければならない。
 
その手術費用の捻出と生活のため工場勤務をしている。
 
しかし彼女の眼は徐々に悪くなり工場を首になってしまう。
 
そして事件。
息子の手術のためにしていた貯金を親切にしてくれていた
警官のビルに奪われてしまう。もみ合ううちにビルの拳銃が暴発し
ビルが死に、セルマは裁判にかけられる。
 
決してラクではない生活の中でも
衝撃的なラストでも
セルマの空想の世界では音楽とダンスが満ち溢れていて
そのミュージカルの部分はとてもステキ。
 
不遇な人生においても人間は希望(ミュージカルの部分)を
忘れないということがこの映画の伝えたいことかと
映画音痴の私なりに解釈しています。
 
セルマの同僚をカトリーヌ・ドヌーブが好演していたのも印象的でした。