前回の記事では、

フランス語ができないために

会社で不甲斐ない思いをし、

そのまま、逃げるような気持ちで

産休に入ったところまでお話ししました。

＊

「子育ては大変だけど楽しい」

多くのママさんが口を揃えて言うことは、

本当にその通りだと思いました。

思うように睡眠時間は取れないし、

子供の突然の病気やケガで

気を揉むこともしょっちゅうです。

寝ない、食べない、泣き止まない…

世の中には、これほどまでに

自分の思い通りに進められない仕事が

あるものなのだということを思い知りました。

それでも、

様々な表情を見せる息子が愛おしくて、

日々成長する姿が頼もしくて、

何より、

この子の母親は自分にしかできない

尊い仕事なのだと思うと、

心が満たされました。

その後、

息子の育休が明けないうちに、

私は２人目の子供を授かりました。

もうしばらくの間、

育児に専念できることが本当に嬉しくて、

幸せに酔いしれました。

余計なことは何も考えず、

ただ家族のために

全エネルギーを注ぎ込む。

それが自分の喜びであり、

またそうすることが

正しいと思っていました。

ところが、

ひどいつわりに始まり、

その後もトラブル続きの

お腹の赤ちゃんに、

体も心も消耗していきました。

ちょうど同じ頃、

上の子のイヤイヤ期が始まりました。

自立と甘えの振れ幅の大きさに戸惑い、

子供への接し方がわからなくなりました。

怒ったり、泣いたり、
悩んだり、イライラしたり…
自分はダメな母親なのではないかと、
自己嫌悪に陥ってばかり、

どこか閉塞感のようなものを感じて
日々を過ごしていました。

そんなある日、偶然、

フランスダイレクトスクールという、

フランス語のオンラインスクールに

出会いました。

なぜこのタイミングで、

またフランス語を勉強することにしたのか。

こればかりは、

何とも言葉では説明し難いです。

直感が働いたというか、

ピンときたというか。

あえて説明するとすれば、
フランス語の「その先」を目指すために、
語学学習自体に費やす時間やお金や労力を
極力節約するという理念が、

教材はもちろん、システムや、
先生の言葉１つ１つにまで
徹底されていて、

これなら今度こそ挫折せずに
フランス語を身につけられそうだという
確信が得られたからだと思います。

私は、さっそくこのスクールで

フランス語の勉強を始めました。

すると、２つの大きな変化が

表れたのです。

１つは、

努力と根性で乗り越えるべき

苦行のように思っていた

フランス語の勉強が、

とても楽しくなりました。

私がフランス語を身に付けられなかったのは、

フランス語が難しいからでもなければ、

才能がなかったからでもありませんでした。

ただ、ネイティヴの心を知らなかっただけ。

生きたフランス語に出会えなかっただけ。

実際、

最初の２週間で、

フランス語の音の仕組みを理解し、

きれいに発音できるようになりました。

次の３ヶ月間で、

基礎文法を完全に

理解することができました。

さらに次の４ヶ月間で、

「星の王子さま」の原文を

ほとんど辞書を使わずに

読めるようになりました。

その後は、

自分自身の物語を語るための

表現がどんどん増えていきました。

夢中になって勉強しているうちに、

すっかり無くしていた自信を、

少しずつ取り戻していくのを

感じました。

そして、育児休業中に、

フランス出張者を十分にサポート

できるだけのフランス語力を身に付け、

リベンジを果たそうと決意しました。

もう１つは、

１日のうち、ほんの少しだけ、
自分のためだけに使う時間を取って、
スキルアップに打ち込む。

そうすることで、不思議と、
子供たちへの接し方が
変わっていくのを感じました。

それまでは、
自分の全エネルギーを子供たちに向け、
ガチでぶつかって、
プラスの感情もマイナスの感情もはじけさせ、
ただがむしゃらにやるという感じだったのですが、

良い意味で力が抜けたというか、
マイナスの感情が浄化されたというか、

全エネルギーを子供たちに向けていた時よりも、
ずっと、子供たちが愛おしく思え、
子供たちと過ごす時間が楽しくなり、
家族に感謝をするようになりました。

そして、今

最初は、自分のリベンジのために

勉強していたフランス語ですが、

尊敬する先生に出会い、

意識の高い仲間たちに恵まれ、

彼らとともに学んでいるうちに、

私も、日本とフランスの架け橋に

なるような活動をしたいと

思うようになりました。

例えば、私が学んだ

まだあまり知られていない

フランスという国の魅力や

フランス人の魅力を

ブログで発信していきたい。

また、私自身すごく興味のある

フランスの子育てについて発信し、

日本のママさんの子育てに

新しい風を吹き込みたい

とも思っています。

もちろん、

憧れのカール・パケットに会う夢も

諦めていませんよ。

そんな風に、これからも、
子供たちと過ごす時間を大切にし、
たっぷり愛情を注ぎながら、

自分自身の目標へ向かって
楽しく進んで行くことができるような、

輝く素敵なママになりたいと
思っています。

おわり

２度の挫折から私を救った

オンラインスクールはこちらです。↓

フランス語の魅力を再発見し、

目標に向かって楽しく学ぶ仲間が

増えたらとても嬉しいです。

最後までお読みいただき

ありがとうございました。

そして、「リベンジ」のその先へ