子供の命を守るために親ができることとは? | フランス流自分らしい子育てで、ママも子供も笑顔になろう!

フランス流自分らしい子育てで、ママも子供も笑顔になろう!

イヤイヤ期の息子に振り回されてばかりだった私に、あるフランス人のママが教えてくれました。「ママが夢を叶えて幸せに生きている姿を見せることで、子供は安心して成長していけるのだ」と。ママが幸せになるための秘密がつまった「フランス流」の魅力をお伝えしていきます。

 

先日、仲の良いママ友が
実家からもらったという野菜の
おすそ分けを持って来てくれました。

ジャガイモ、玉ねぎ、なす、ピーマン…


毎日使う野菜ばかりで
本当にありがたいです。

さて、お見送りをしようと
彼女と3歳の息子くんの乗った
車の側まで行ってみると

息子くんは、チャイルドシートに
乗っていないのです。

「チャイルドシートしないと
危ないんじゃない?」


と言ってみたのですが

「5分も乗らない場所だから
まあ大丈夫でしょ?」

 

と言われてしまいました。

息子くんのことが

すごく心配だったのですが

 

あまり言いすぎても角が立つと思い
それ以上何も言えませんでした。



警察庁によると、
2012年から2016年までの
交通事故で死亡した6歳未満の子供のうち

約7割がチャイルドシートを
使っていなかったそうです。

たとえ大人が抱っこしていても
子供の命を守る効果は薄いのだとか。

 


交通事故は、怖いなぁと思いつつ

普段は、どこか他人事のように
感じている人も多いと思いますが

自分自身はいくら気をつけて
運転していたとしても

スマホをいじってよそ見していた
車に後ろから追突されたり

カーナビに気を取られて
赤信号に気づかなかった車に
横から追突されたり

ETCのゲートが開かず
思わず急ブレーキをかけたところ
後ろからトラックに追突されたり

という事故が、私の身近でも
実際に起こっています。


私は以前、裁判所の職員を
していたことがあるのですが

交通事故の裁判を担当していた頃は
お子さんを事故で亡くしたママの話を
間近で聞く機会も多かったです。

お子さんを亡くしたママは

たとえ100パーセント
加害者の責任だったとしても

自分のことを責め続けてしまいます。

「あの日公園なんかに行かなければ
こんなことにならなかったのに」

「あんな時間に買い物になんて
行くんじゃなかった」

あるいは

「あの子が生まれた時、
『本当は女の子が良かったな』と
一瞬でも思ってしまったから

だから息子は私のそばから
いなくなってしまったのかな」

と全く関係ない理由まで持ち出して
一生、十字架を背負い続けるのです。

 


もちろん、チャイルドシートだって
万能ではないかもしれませんが

きちんと使っていれば、
万が一の時、大切な子供の命までは
取られずに済むかもしれません。

「どうせ使わなくても
罰金はないんだから

ほんの2、3分しか
乗らないんだから

なんて言わず、
子供の命を守るため
できる限りのことはしようよ。」

余計なお世話だと思われても
嫌われてもいいから

次に彼女に会った時には
必ず伝えようと思います。

 

 

 

最後までお読みいただき

ありがとうございました。