エンジェル・レッスン4 ~光や風のかたちを表現する~ | フランス流自分らしい子育てで、ママも子供も笑顔になろう!

フランス流自分らしい子育てで、ママも子供も笑顔になろう!

イヤイヤ期の息子に振り回されてばかりだった私に、あるフランス人のママが教えてくれました。「ママが夢を叶えて幸せに生きている姿を見せることで、子供は安心して成長していけるのだ」と。ママが幸せになるための秘密がつまった「フランス流」の魅力をお伝えしていきます。

こんにちは、HAYAママです。

前回に引き続き、今回も
「自分のオリジナルの天使画」を描くため、
内なる感性を表現するレッスンです。

エンジェル・レッスン
Lesson4の課題は、

「音楽」によって心に浮かんだイメージを、
パウダリングとイレージングによって
表現するというものです。

具体的には、
エンジェル・レッスンに付属されている
CDに収録されている10曲のうち、
1曲を選んで聴き、

音楽のリズム、音の響き、雰囲気などから
心に浮かんできたイメージについて、
まずパウダリングで全体像を描き、
次にイレージングで具体的に描いていきます。

ちなみに、イレージングとは、
「きたのじゅんこメソッド」
基本テクニックの1つであり、

白くしたい部分を消しゴムで消して、
紙の地色を生かすことで表現する
という技法です。

白を表現する際のポイントとしては、

最も白くしたい部分は、
そもそもパウダリングをせず、
紙の地の色を残します。

また、柔らかい白は
練り消しゴムで、

くっきりした白は
ペンシル型の消しゴムや
カッターで鋭角を作った
プラスチック消しゴムで、

といった感じで、
使う消しゴムの種類を変えたり、
定規やマスキングテープを使ったりすることで、

光、風、水などの動き、
羽や花などの質感を、
自在に表現することができます。

実際にやってみた印象としては、

いったん白を描くと、
修正したいと思っても、
元通りのパウダリングの画面に
戻すのが結構大変なので、

頭の中でイメージをしっかり思い浮かべたり、
場合によっては別の紙に下書きをしてから、
イレージングをするといいと思います。


さて、実際にやってみたところ、
このような感じに仕上がりました。↓

(写真だと、水彩色鉛筆の淡いトーンや、
微妙な色の重なり具合などがわかりにくく
申し訳ありません。)

左上は、水の中から
地上の光を見ているイメージ

右上は、木漏れ日のイメージ

左下は、炎の中に
光の柱が浮かんでいるイメージ

右下は、扉の向こうから
希望の光があふれているイメージ
です。

今回のレッスンのポイントは、

白を描くときは白い採色具を使う
という常識をくつがえし、

紙の地の色で白を表現し、
周りを描き込むことで白が引き立つ
ということを体感すること。

そして、画家にとって不可欠である
「想像力」を養うことでした。


次回からは、いよいよ、
天使画のシンボルの秘密に迫ります。

Lesson5も、
楽しんで取り組んでいきたいと思います。


《今日のワンポイント・エンジェル》

大天使ウリエル

三大天使といえば、ミカエル、
ガブリエル、ラファエルですが、

このウリエルを合わせて
四大天使と表現されることもあります。

ウリエルという名前は、
「神の光」「神の炎」
という意味だそうですが、

ローマ教会で、
聖書正典に名前のない天使の名の
使用が禁じられたため、

ミルトンの「失楽園」の中で
ウリエルが描かれるまで、
長いことその名が忘れられていました。

ウリエルは、太陽の運行や気象、
自然現象を司る天使とされており、

サタンが天使の姿を装って
エデンの園に侵入した時に
その正体を見破ったり、

ノアに大洪水が起こることを知らせ
方舟を造るよう伝えたり、

金属を貴金属に変える錬金術の知識も
ウリエルによってもたらされた
と言われています。

絵画の中では、
本や巻物をも持つ姿や、
開いた手の中に炎を灯した姿で
描かれることが多いそうです。

中でも、私が一番心惹かれたのは、
ルーヴル美術館にある
レオナルド・ダ・ヴィンチの
「岩窟の聖母」という作品です。

右側で指を差しているのが天使で、
ウリエルではなくガブリエルだ
という説もあるそうですが、

これが「世界一美しい横顔」だと
言われているそうです。

将来、ルーヴル美術館に行ったとき、
ぜひ見てみたい作品が
また1つ増えました。


Lesson5につづく


☆ HAYAママのちょっと
情けない思い出話はこちらです。↓
「ルーヴル美術館の思い出」

☆ これまでのレッスンの
記事はこちらです。↓
「エンジェル・レッスン」関連記事一覧

☆ 絵画鑑賞が好きだけど、
忙しくてなかなか美術館に行けない、
という方にはこちらがおすすめです。↓
自宅で一流のガイド付き絵画鑑賞を楽しむ方法



最後までお読みいただき
ありがとうございました。

ブログランキングに参加していますので、
よろしければクリックをお願いします。↓


デザイン・アート ブログランキングへ