二人育児最大の危機 ~まとめ~ | フランス流自分らしい子育てで、ママも子供も笑顔になろう!

フランス流自分らしい子育てで、ママも子供も笑顔になろう!

イヤイヤ期の息子に振り回されてばかりだった私に、あるフランス人のママが教えてくれました。「ママが夢を叶えて幸せに生きている姿を見せることで、子供は安心して成長していけるのだ」と。ママが幸せになるための秘密がつまった「フランス流」の魅力をお伝えしていきます。

こんにちは、HAYAママです。 

前回の記事では、二人の子供たちの
退院のめどが立ったところまでお話ししました。

結局、はやは8日間、あやは6日間入院し、
二人とも同じ日に退院することができました。

はやは、退院してから咳などもほとんど出ず、
3日後の診察で、薬も飲む必要はないと言われました。

さすがに体力の低下は否めませんが、
ほぼ元通りの生活に戻ることができました。

あやは、退院した後もまだ咳が続いており、
月齢が低いということもあって、
10日間ほど薬を飲み続けることになりました。

母乳の飲みが、なかなかいつもの調子に戻らず、
かなり頻回授乳になりましたが、
それでも、ちゃんと体重は増えているようです。

ようやく、我が家に元の活気が戻ってきました。

はやは、イヤイヤと赤ちゃん返りに磨きがかかり、
反抗したいのか甘えたいのか、
自分でもよくわからない様子。

あやは、最近遊び飲みが始まったようで、
お腹が空いているはずなのにおっぱいを拒否したり、
飲むのに全然集中してくれず、ママはイライラ。

笑ったり、怒ったり、泣いたり、悩んだり、
本当にドタバタの毎日です。

でも、二人が入院していた時のことを思い出すと、
このドタバタこそが幸せなことなんだと、
今はそう思えます。


今回のことを記録しておくという意味で、
ここまで、詳細に二人の子供たちが入院した
いきさつを綴ってきました。

記事を書いていて感じたのは、
親というものは、子供に関して
常に色々な選択を迫られるということ、

そして、良くも悪くもその選択の結果は、
すべて子供に影響してしまうというところに
親の責任の重さがあるのだということです。

特に、病気やケガといった非日常においては、
考える時間もあまりないままに、
難しい選択、大切な選択を迫られることも多いと思います。

私自身、今回のことでは
何度も、自分の選択が正しかったのか悩みました。

あの日、もっと早く病院に連れて行けばよかったのか、
逆に、混雑した病院に連れて行くべきではなかったのか、
もっと早く、検査を願い出ていればよかったのか、
あの時、予防接種を受けさせるべきではなかったのか、
どうして、もっと感染予防を徹底しなかったのか、
等々・・・

もちろん、その時は自分なりに
最善の行動を取ったつもりではありますが、
振り返れば後悔ばかりです。

今度同じようなことがあった場合に、
後悔しない選択ができるよう、
大事だと思ったことをまとめておきたいと思います。

① 情報収集をする
ホームケアの本やインターネットなどで
できるだけ正しい情報を得るということが、
正しい選択をするための第一歩なのだと思います。

ただ、調べることでかえって不安をあおってしまう
ということもあると思うので、
そこは、インターネット上の情報に踊らされることなく、
冷静に取捨選択をすることが大切なのだと思います。

② 専門家に相談する
①とも関連することだと思いますが、
素人がいくら調べてもかえって不安が増すだけ
ということもあるので、
その場合は、早めに専門家に相談した方がいいと思います。

病院に行って医師に相談するのはもちろんですが、
その他にも、市町村の健康相談ダイヤルや
小児救急ダイヤルのような相談機関もあります。

実際、私も、夜間に子供が辛そうにし始めた時に、
小児救急ダイヤルで、受診の必要性や
薬の飲み合わせなどについて相談することができて
とても安心することができました。

③ 普段から子供の様子をよく見る
最終的にものをいうのは、
子供の様子を一番よく見ている親の
勘というか感覚なのだと思います。

そのためには、普段から
子供の様子をよく見たり記録したりして、
異変を察知するアンテナの感度を
上げておくことが大切なのだと思います。

ただ、特に母親というものは、
自分一人で抱え込んでしまうようなところがあると思うので、
パパ、じいじ、ばあば等身近な人に
自分から積極的に相談しようとする姿勢も
大切なのではないかと思います。

④ 冷静になる
子供に何かあった時には、特に難しいことですが、
これこそが一番大事なことだと思います。

冷静にならなければ、
ネガティブな情報ばかり目に入ってしまいますし、
専門家の意見を正しく受け取ることもできませんし、
子供の様子を正しく判断することもできませんし、
後悔しない選択をすることもできないと思います。

私も、今回何度も焦ったりパニックになったりしましたが、
その度に、「落ち着いて」 「大丈夫」
「あなたが落ち着かないで、誰が子供を守れるの?」と
呪文のように、何度も自分自身に言い聞かせました。

どれも当たり前のことかもしれませんが、
非常時に、この当たり前のことがどれだけできるかが
ことの明暗を左右するのだと思います。


世の中には、もっと難しい病気と闘っている
お子さんがたくさんいらっしゃると思います。

なので、RSウイルスごときで「最大の危機」なんて
大げさなと、お叱りを受けるかもしれません。

それでも、特に下の子あやが、
呼吸が止まるのではないかと思うほど
発作のように激しく咳き込んだ時、
そして、症状のピークはまだこれからだと言われた時、

私は、この子を失うのではないかと、
心の底から恐怖を感じました。

病気の種類にかかわらず、
親が子供を心配する気持ち、
子供の健康や幸せを願う気持ちというのは、
同じなのではないかと思います。

今回、とてもしんどかった時、
心が折れそうになった時に、
たくさんの人が私たちをを支えてくれました。

一緒に協力して乗り越えてくれたパパはもちろん、

自分たちも仕事で忙しいにもかかわらず、
時間を惜しまず手助けしてくれたじいじとばあば、

最善を尽くしてくださった医師や看護師の方々、
いつも温かい言葉をかけてくださった保育士の方々、

私たちを支えてくださったすべての方々に、
心から感謝いたします。

そして、二人の子供たちが、
これからも元気ですくすく育ってくれるよう、
心から願っています。


終わり