秘密のパリへ連れてって ~アラブ世界研究所から眺めるパリ~ | フランス流自分らしい子育てで、ママも子供も笑顔になろう!

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イヤイヤ期の息子に振り回されてばかりだった私に、あるフランス人のママが教えてくれました。「ママが夢を叶えて幸せに生きている姿を見せることで、子供は安心して成長していけるのだ」と。ママが幸せになるための秘密がつまった「フランス流」の魅力をお伝えしていきます。

こんにちは、HAYAママです。


いよいよ、フランス語映像教材

「秘密のパリへ連れてって」の本編が始まりました。


今回のテーマは、

Vue sur Paris depuis l’Institut du Monde Arabe

(アラブ世界研究所から眺めるパリ)

です。


歌手のDinoさんが、

・ アラブ世界研究所から見えるパリの様々な建物について

・ アラブ世界研究所という施設について

・ 研究所の建物の特徴的なデザインについて

紹介してくれています。


この研究所は、アラブ・イスラム文化に関する資料の展示や講演などがあるそうですが、

パリにこのような研究所があったとは、全く知りませんでした。


建物の窓のデザインも特徴的で、

アラブ・イスラム芸術から受け継いだ幾何学模様をモチーフにしつつ、

カメラのしぼりのような装置で、取り込む光の量を調節できるような仕組みになっているそうです。


Dinoさんもおっしゃっていたように、

伝統と近代とがうまく融合されているところが芸術的で、

とてもパリっぽいなという気がしました。


アラブ諸国の特製料理を味わえるレストランもあるそうで、

普段はなかなかなじみの薄いアラブ・イスラム文化ですが、

機会があればぜひ行ってみたいと思いました。



《今週の気になる単語・フレーズ》

architecturalement parlant (建築的に言えば)

esthétiquement parlant (美学的に言えば)

この他にも

・ Strictement parlant (厳密に言えば)

・ Généralement parlant (一般的に言えば)

・ Médicalement parlant (医学的に言えば)

などなど、応用がききそうですね。



《解説授業のポイント》


命令法については、文法講座で授業を受けてもいまひとつピンとこないというか、

どんな場合にどんな感じで使ったらよいかよくわからなかったので、

今回、命令法の用法について詳しく解説してもらえて、とても勉強になりました。


☆ 命令法

指示・忠告・要求・勧誘・禁止を表す表現 (必ずしも上から目線の命令だけではない)

① 二人称単数(tu):通常  Vas-y (行って)

② 二人称複数(vous):敬意 Allez-y (行ってください)

③ 一人称複数(nous):勧誘 Allons-y (行きましょう)

命令法を使って失礼・横柄にならないか不安になるところですが、

まずはネイティブが使っているのを聞いて、徐々にさじ加減を覚えていくのがよいようです。


Suivez-moi. (私についてきてください)
他の言い方:Je vous guide. (ご案内します)
Dites-moi.  (私に仰ってください)
他の言い方:Je vous écoute. (お聞きします)
Excusez-moi.  (すみません) →直訳:私を許してください。
Veuillez m’excuser. (vouloirの命令形をつけた文=より丁寧になる)
Veuillez agréer, Monsieur, l’expression de mes meilleurs sentiments distingués.
(フォーマルな手紙の末尾 : どうぞよろしくお願い申し上げます)

掛け声 :
Tiens! Tiens, regarde! (ほら、見て)
Allez ! (さあ →目の前にいる人の行動を促す)

écoute/ écoutez (いいですか? →自分の方に注意を向ける)



Il s’agit de...

対応する日本語がないが、

インパクトを与えたり、重点を置いたりすることができる表現。


① 話題、疑問、原因になっていること、興味を引く対象について

Il s’agit de の後に名詞がくる

話題や興味の対象が何なのかをはっきりさせたり、

前の文とのつながりをきちんと示すことができる。
Quelle est l’histoire de ce film? (その映画はどんな話なの?)
Il s’agit d’un homme qui fait le tour du monde. (世界中を旅する、ある男の話だよ)
②重要なこと、しなければならないことについて

Il s’agit de の後に動詞がくる
Il s’agit maintenant d’être sérieux. (ここからは真面目にならないといけない)


derrière / arrière
On voit Notre-Dame de derrière.  (後ろ側からノートルダムが見える)
On voit la face arrière de Notre-Dame.  (ノートルダムの後部の面が見える)
Il court derrière le bus. (彼はバスの後ろを走る)
Il est à la banquette arrière du bus. (彼はバスの奥座席にいる)


présumer que 

~という可能性があると思う・推測する
他に入れられる動詞 : penser/croire/imaginer/supposer



それでは、次回も楽しみにしています。