秋葉原館での出会いについて連投したので、おまけにもう1つ。
もう1か月ほど前のことになりますが、大学受験科の授業の後に、10年前に教えた女性が訪ねて来てくださいました。
彼女は事前に河合塾に電話をし、僕のスケジュールを確認して、アポまで取ってくれていました。
ありがたいことに、毎年、たくさんの元教え子さんが訪ねて来てくださるのですが、たいていは大学生で、10年も前に教えた方がいらっしゃるのはとても稀なことで、応対した職員さんも驚いていました。
そんな彼女が開口一番発した言葉は、
「早川先生、私、今、とても幸せです!」
でした。
正直最初は驚きましたが、話を聞く内に、合点が行きました。
彼女は10年前の池袋校の早川組の生徒さんだったのですが、当時僕が授業中に
「今の頑張りが10年後の幸せにつながるから、10年経ったら幸せになった姿を僕に見せてください!」
と言ったのだそうです。
(そんなことを言ったのをおぼろげに覚えています)
当時高3生だった彼女は、いつも最前列で僕の授業を受けてくれていました。
頑張った彼女は、めでたく第一志望校の早稲田大学に入学し、(本人曰く)本当に楽しい学生時代を送られたそうです。
彼女はその後も努力を続け、目指していた業界の希望していた会社に入り、そこで、今の旦那様と出会い、結婚されたそうです。
(左手の薬指に指輪が輝いていました)
もちろん、10年もあれば、良くも悪くもいろいろなことがあったと思います。
でも、彼女は、28歳になった今、胸を張って、
「とても幸せです!」
と、伝えてくれました。
僕は予備校の教室で英語を教えながら、いつも人生について語っています。
(それが一部の人から嫌がられる理由だということもわかってはいるのですが...)
なので、受験を頑張り抜くことが、合否に関わらず、その後の人生にいかに役に立つかを実感してもらえるのが、本当に嬉しいのです。
この暗い話ばかりの世の中で、彼女のように幸せだと言ってくれる方を1人でも多く増やせるように、
「予備校講師として僕にできることを全力でやる!」
その決意を再び新たにしました。
Mさん、10年越しの素敵な報告、本当にありがとうございました。