森村泰昌「私とわたしが出会うとき」@大阪国立国際美術館。 | ハヤコラム

ハヤコラム

30代半ば新米主婦(腐)の若干サブカル寄りブログ。

待望の森村泰昌の新作個展!数年前に兵庫県立美術館で、「なにものかへのレクイエム」というタイトルの個展を初めて見たときから虜になりました。
セルフポートレートで本人や絵画になりきるという手法が面白すぎて、最初、本気なのかネタなのか、とにかく衝撃でした。

前回は、三島由紀夫やヒトラー、レーニンなど20世紀を代表する指導者や時代の寵児に扮した作品や、ピュリッツァー賞を受賞した写真になりきる作品などが多かったのですが、今回は美術史に残る画家本人の自画像になりきる作品が中心となっていました。
{384C9889-5F3D-4E3C-AB9A-14228DF1AD44}


今回、私が特に好きだったのはフリーダ・カーロに扮したセルフポートレート。
太く濃い眉毛がつながっている女性の絵は、一度見たら忘れられないほどの強烈な印象が残りますが、あの絵の女性が画家本人だということを初めて知りました。そして今回、彼女になりきる森村泰昌なのですが、このフリーダ・カーロの数作品だけ額縁が花輪になっていてこのエリアだけめっちゃおめでたい感ハンパなくて、思わず爆笑してしまいました。まさに、パチンコ屋の開店祝いや笑っていいとものテレフォンショッキングでおなじみのあの「花輪」です(笑)で、その中心にフリーダ・カーロの自画像というww
さらに自画像の頭には和風の髪飾りが施してあったりとパロディしまくりなのですが、全体を見ると実にしっくり調和がとれているという。
ちょうど、記念グッズにその缶バッジが販売されてたので即購入。イメージとしてはこれの花輪の大きさのものが何個も置いてあるって感じですww
{FEECF19A-4492-480D-872F-2127EC025AF9}



それから、会場内で見れる1時間強の映像作品が凄かった。森村自身が進行役となって、画家たちに扮した森村がドキュメンタリー風に自身を語るという、、、てゆうか、結局どれも森村なのでわけわからんのですけど、見た目だけでなく内面まで模してしまった衝撃作(笑)
人によって関西弁だったりするのですが、それがだんだんとなじんできてみたり、いやでもやっぱり森村、みたいなとにかく奇妙です。

こちらがその、最後の晩餐風に並んだ森村扮する画家たちのアクリル版のグッズ。
{435BBA40-002E-4B09-BBA9-5E1DDDDCC331}

{B86CFBF7-469F-482E-BBFA-E69BCFACDA83}

{61AB0CE5-8007-4AB6-93D6-F32192E67D89}



これ、かわいすぎる♡飾ってみたものの誰トク?感がハンパないんだけどw、とにかくかわいい!

また、大阪の国立国際美術館には初めて行ったのですが、この春めいてきた季節に梅田から歩いてブラブラ散歩するのにちょうど良い距離でよかったです。他の展覧会もチェックしてみたい。