2日間程の寝不足、手術中の完全睡眠があったから助かっている感がある。
朝から普通食、味はまあ全く期待できない内容ながらも完食。時々やってくる激痛はあるが概ね問題はない。
執刀医(担当医とは別、チームを組んで治療をするらしい)から、手術結果の説明を受けた。
予測通り、突起病巣は無かったとの事、生体検査はまだ解析中で次回来院時に詳細説明になる。
検体採種中に、上皮より少し深めまで「癌の可能性のある部位」が尿管と膀胱の接合部に散見されたので、広範囲に右尿管部を削ったらしい。
強い尿意は、その傷の刺激に起因する。随分収まったのでもうあまり気にしていなかった。
直ぐには解らんか・・・まあ今までも3日は最低掛かってる。
それと、管は明日抜くからシャワー浴びて患部を清潔にしておけと・・・?
確かに管が入ったままだった、自分ではみてないけども管付きでどうやってシャワー浴びるのか、疑問符だけが頭に残った。
説明が終わった後、管がどう入っているのか恐る恐る確認したみると「えーっ」引き攣る位に驚く。色鉛筆1本くらいのゴム感が・・・
「ボールペンの芯位っしょ」で想像してたらとんでも無い。人間の体は結構柔らかいんでしょう。しかしあり得ん光景。
件のシャワーは、シャワールームの外に排尿袋を置き一時的に扉を閉めても大丈夫なくらいの長さがあり無事に浴びれた。
なんだかんだで、シャワーを浴びれない日は無かったことになる。
早めのシャワーを浴びて病室に戻ると、3人いた爺さん達が1人になっていた。無事退院したんでしょう。