神は外にいるのではありません。
よくお祈りをしている方で、たんに

願い事を言葉だけで、お祈りを

唱える方や、目の前のお釈迦様など

に願いの言葉を唱えるだけの方が

いらっしゃいます。


しかし、このお祈りの仕方は誤りです。


前々回からお話ししているとおり、

神は心の中にいます。

心のなかにこそ、無限の宇宙が存在、

その中ではすべての人や神とつながっ

ています。

ですから、願望を叶えたければ、その

願望が成就した姿をイメージしながら、

自分の心に向けて唱えましょう。


また、このような祈りは、朝晩と日々

の生活で習慣づけると効果的です。

そして、ここが大事な部分なのですが
その願望を成就できるよう、実際に

行動に移し、それに向けて努力する

ことが必要となります。

願望を願うだけでは、絶対に叶いません。
それを成就させるだけの具体的な努力

が必要となります。

 

このような話しをすると、なあんだ
だったら、祈りを唱えたっていっしょ

じゃないかと思われる方がいます。


しかし、それは間違いです。

願望を成就するために、具体的な努力を
してきた者には、その願望を叶えるための
人の出会いやタイミング、出来事などが
身の回りで起きるようになります。

それは、あたかも天が味方をして

くださっているようにです。


こんなタイミングなどあり得ない、

というようなところで、願望成就に

必要な人と偶然であったりします。

ここでも、結局は、心が問題となるのです。


以下に願望を祈願するときのポイントを

挙げておきます。

①願望は成就型でとなえましょう。
②お願い事をするときは、成就している姿をイメージして唱えましょう。
③すでに、成就したものとして、そのことに感謝して過ごしましょう。
④目の前のことを一生懸命やり、努力を怠らないようにしましょう。


どうぞ、心の法則を理解し、様々な

お悩みをお持ちの方などは、その力

を利用することをお勧めいたします。


心を平静に保ち、願望が成就した

状態をイメージしながら目の前の事

を一生懸命やっていると、その願望

が成就する方向に向けて、いろいろ

なところから、話しが進んできます。

そして、感謝することを忘れてはいけ

ませんよ。


ここが重要なポイントになります。
さっそく、今日からあなたも試して

みましょう。

物事において、起きる事象はただの1つです。
そこに、どのような意味をもたせるのか
ということが、まさしく心なのです。


 例えば、病にかかったとしましょう。
ここで、単に不幸と嘆くだけなのか
それとも、これを期に、命の尊さや
両親や友人、恋人のいる有難さに感謝し
その後の生き方を根本的に変えるキッカケと
するのか、まさしく本人の心次第
です。


 しかし、その心による対応の違いが
その後の人生に大きく影響するのは
一目瞭然でしょう。


 ある知り合いに、上記の事を裏付ける
典型的な二人がいました。

一人は男性の方で、その方は
恋人が自分のアパートで浮気をしている
現場に遭遇した経験を持っていました。


 もう一人の方は、女性で、太っていて
眼鏡を掛けていて、お世辞にも綺麗とは
いえない方で、よくいじめられていたそうです。


 このように、不幸とも思える二人でしたが
男性の方は、浮気現場を目撃した後は
自分も、女性に対して同じ事をしていいんだ
と解釈し、その後は、相手側に付き合っている
男性がいても、平気で、声を掛け、デートに
誘うということをやるようになりました。

 結局彼は、付き合う女性も、同じように
自分を遊び相手としか見ないような人とばかり
付き合うことになり、いまでは一人ぼっちです。


 これに対して女性の方は、明るく積極的な
心構えを持つ決心をし、自分を磨くことに
専念、外見的だけでなく内面的にも
磨き上げ、本当に運命的な出会いともいえる
形で、素敵な男性と出会い、結婚したのでした。


 果たして、この両者の違いはいったい
何なのでしょうか?

そうです、まさしく、本人の心にあるのです。
不幸な出来事は1つですが、それをどう捉え
どのような対応をとるかで、結果に大きな
差異をもたらすのです。
 
 そして、問題から逃げても、違う形で
何度もその人に降りかかってきます。
結局、心の原則に気付くまで、繰り返し
問題は起き、気付くことの出来なかった人は
「人生ってのは厳しいものだ・・・」と
嘆くことになるのです。


 天国と地獄は見た目はまったく同じなのです
しかし、そこにいる人のモノの見方、心次第で
天国にも地獄にもなるのです。


 このことを、しっかりと理解できるように
ならなければ、この説法とて、ただの坊主の
説教にすぎません。

 しかし、この説法からひとつでも
何かを得ようという心構えであるならば
幸せを掴むキッカケになるはずです。
心の原則は、本人が思っている以上に、

本人の人生を左右するのです。