こんにちは、ナオミです。
あの悲惨なマウイ島西部の火事から3週間が経とうとしています。
このブログを見ている方はハワイが好きな方だと思うので、
どれだけ悲惨だったか知らない方はいないと思います。
 
私が一番最初に疑問に感じたのは
なぜ警報が鳴らなかったのか?と言う事でした。
方々では「火事で電線が破壊されていたから」と言う憶測が飛んでいましたが
蓋を開けると「わざと鳴らさなかった」と言う事でした。
責任者はこう語ったそうです。
「津波警報に使われているものだから、これを聞いて間違って火の手が迫る山側に逃げるのを防ぐ為」だと。
あれだけ煙が立ち上がっていたのに
どこの誰が津波と勘違いしてわざわざ山手に逃げるのでしょうか。
 
この責任者は警報を鳴らさなかった事に
「後悔していない」とインタビューで答えていましたが
体調不良を理由に辞任しています。
 
ここで大勢の人がファクトチェックした
今回の不可解な、そしてあまりにも偶然すぎる不都合な事実を
思いつく限り並べておきます。
 
・警報が鳴らなかった。
 
・子供たちは台風を理由に学校から送り返された、故に子供の犠牲者多数。
(現在2000人程の子供たちが”行方不明”です。)
 
・消火に使われるべき水が出なかった。
(実際ラハイナの水の75%が富裕層の豪邸やプール、ゴルフ場などの為に水が確保されていた。)
 
・ラハイナはスマートシティ計画が決定されていたが、ローカルが土地の売り渡しを拒否し続けていた。
 
・火災が起こった直後から不動産屋による土地売買の斡旋電話が土地所有者にかかってくる。(まるでハイエナのよう)
 
・数ヶ月前に、自然災害によって緊急事態が起こった場合「緊急事態法」によって政府が被災地の行く末を操る権利を持つ、と言う法律が可決していた。
(この緊急事態法は日本でも魔の手が迫っていますね)
 
・あり得ない温度で焼き尽くされたと思われる焼け跡。
(アルミニウムだかの鉄分が溶けて流れていた跡があり、山火事でそんなふうになるか?と思われる跡が残っている。金属がが溶ける程なのに木は燃えてない?)
 
・海岸道路から抜ける道が、警官によって理由もなく封鎖されていた。
 
・生存者がなぜ封鎖しているのかと聞いたところ”上からの指示だ”と返される。
(なので海岸沿いは焼け焦げた車の残骸の列がある)
 
・海に停泊していたヨットさえ燃えている。
 
・丸く円を描いていたりなど火の回り方が明らかにおかしい。
(これを落下した電線からの火のせいだと言う人もいるが、信憑性に欠ける。しかもマウイ電力は火災の6時間前に電気を切っていたと言う話もある。)
 
・富豪、セレブの家だけなぜか無傷。
(オプラの家に関しては彼女の家の隣は燃えているのに彼女の家は無事)
 
・オプラはここ数年で莫大なマウイの土地を買収している。
 
・政府関係の援助が迅速に行われていない。寧ろ対岸の火事扱い。
 
・市長は「なぜ子供達がこんなにも行方不明なのだ?」と尋ねた記者の質問に答えようとせず答弁を打ち切る顛末。
(その日以来この記者はネットによる執拗な嫌がらせやストーカーに付き纏われ始める。)
 
 
もう数えたらキリがない程です。
ただ、ここがローカルのすごいところで
政府があてに出来ないので
(というかこの時点で全くあてにしてない模様)
対策本部、物資の受付ルートの整理などを自分達で迅速に執り行って、
すでに市民間で助け合うコミュニティを確立しているのです。
 
昨今のソーシャルメディアの普及のお陰で
支援金や募金も被災者に直接送れるよう、
個人のVenmoのQRコードが記載されたサイトを作り
FEMAや赤十字に寄付せずに直接寄付をしてくださいと呼びかけています。
 
物資については現在大量に送られており保管する場所がないので
限られたものしか受け付けていないようですが
これだけ破壊されたら長期的な支援が必要な為、
物資より現金が必要だとの事。
そりゃそうですよね、大勢の人が家も車も仕事も無くしたのですから・・。
 
私達に今出来る事は
長期的な支援をサポートする事、
祈り、
身近な人へは感謝と愛を持って接する、と言うところでしょうか。
 
Facebookでチラッと見た投稿に、
「陰謀とか言ってるヤツ頭にくる、黙っとけ」と言う感じで
少々乱暴な口調で言ってる人がいましたが、
確かに今被災者達に必要なのは温かい祈りと、
救援、援助など地に足のついた類のものだと思います。
 
しかし。
 
ファクトチェックは必要です。
思えば「陰謀」と言う言葉は昨今、
本来の意味とは違う意味で使われている氣がしてなりません。
それにその投稿者も結局はある一定数の人に怒りをぶつけて、
この大変な時、更に分断を煽ってるとも取れます。
何かといえばすぐ「それ陰謀論でしょ?」で片付けるのは
私的には思考停止の言い訳にしか聞こえないのです。
もちろん意見は様々ですが、私はそう思う、と言う事です。
冷静に何が起こったのか、
何を持って陰謀論と言うのか、
淡々と事実を確認する義務が私たち市民にはあると思います。
 
もう「陰謀」と言う言葉は使うのをやめて
「詭計」「謀略」や「計略」
と言う言葉に置き換えたらどうだろうと思ったりします。
 
今週末はハワイ島コナでも
マウイ島支援のためのイベントが行われますので行ってきます。
 
 
先週はワイメアで支援コンサートがありました。
特定の物資を受け付けているとの事で
動物のフードと赤ちゃんの粉ミルクをCostcoで買って寄付してきました。
夕方はコハラのリゾートで灯籠流しがあると言う事で行ってきました。

 

 

↑この海の向こう側にはマウイ島があります。

迫り来る火から逃れる為に海に飛び込んで犠牲になった方が多数いらっしゃいます。

手を合わせ祈らずにはいられません。

 

このイベントはどっかの団体のチャリティイベントでしたが

マウイ島火災の犠牲者に向けたメッセージが書かれた灯籠を多数見ました。

 

 

こうやって平和にサンセットを眺める事が出来る日常が

どれだけありがたいか。

普通の日常に感謝、

生きている事に感謝、

友達や家族が存在してくれる事に心から感謝です。

 

マウイ島火災に関しては色々動画が出ていますが

及川さんが詳しく動画にしていますのでとりあえず貼っておきますね。

インスタはマウイ島在住のこの方が詳しく日々の事を発信していらっしゃいます。

@kakoo_haleakala