天は自ら助く者を助く
先日ひと休みすると書きましたが、りもっちさんの記事に刺激を受けたので、忘備録の意味もあり、記事へのコメントを再編集して【】に書き記します。
これまでの経験で、西洋医学は体の部位ごとに専門性が高い見地から診断するのと、個々の医師の価値観の違いも存在するので、
患者側も体全体の仕組み、状態を観察して、自分の体の声に耳を澄ませ、自分を信じてあらゆる可能性を探ることが大事だと実感しています。
外的なケガなどを除き、体の不調というのは、人が本来持つ自然治癒力の低下によることが多く、
薬というものは低下した自然治癒力を本来の水準まで引き上げる存在だと個人的には思っています。
副作用が現れるものは、元来体質に合致しないことが多いと思われ、慣れる場合もあるかもしれませんが、あまり無理をすれば体に障ることが少なくないと思います。
記事にある通り、自らのアンテナを張り巡らし、たとえ医学会で主流ではない方策であっても、手探りで腑に落ちる対策を取ることも大事で、有効だったと思います。
医学を含め科学は日々進化しているものですから、現在の状態は最新であっても、完成型ではないことは明白ですので、
経年優化 経年進化 ver.1.2
りもっちさんの記事のリブログです。
タイトルの経年優化は、ある不動産会社が提案するものだそうですが、経年劣化に対義する位置付けになるイメージだと思えます。
この言葉を聞いて、建物など物理的な存在や、人間をはじめとする生物も時間の経過とともに劣化、衰えたといえる状態になるのは抗えません。
徐々に物理的、生物的な輝きを失っていくことのみに注目すれば、悲しむべき心持ちになると言えると思います。
ただ人間という霊長類は、生物としては高度な意識、精神性を持ち合わせていると考えれば、
個々の精神性はむしろ経年とともに積み重なっていくとともに、
川に流される石のごとく丸くなり、若い時に比べ円満さを手に入れていくことに思いを致せば、
朽ちる存在と、朽ちることなくむしろ発展していく存在、それぞれが描く曲線は対極的に異なると私は思います。
経年優化、聞いていて人の心を温かくする言葉です。
追記
どなたのアイデアか、経年優化、良い言葉です。
経年と来ると、次の言葉は劣化という慣用句で先入観が頭をよぎってしまいますが、
そこに「優化」と希望の光を胸に抱かせる対義語は大きな存在意義を持つ言葉だと思います。
肉体の衰えがメンタルに与える影響は大きく、どうしても生きる上で、無意識に自身の存在意義に対して自信喪失の方向に陥ることがあると思います。
しかし、年齢を重ねるにつれ、経験という大きな財産を得て、心は豊かになる一方なんだという気づきを得ることは、
今が一番幸せだとも言える悟りを得られるように感じています。
その悟りが発する希望の光が周りの人たちをも照らすことができる、そんな風に思っています。
「経年優化」、あるいは、「経年進化」とも置き換えられる趣旨を意識して生きていきたいと思っています。