タレントのローラさんが辺野古移設反対の署名を呼びかけそれが政治的発言として炎上しているという。

 理想論と沖縄県民感情の視点から考えると間違ったいるとは言えない。

 それに日本は、自由主義の国。憲法第19条で思想の自由は保障されているし、21条で表現の自由もある。

 19条は、極端な言い方をすれば東京でテロを起こしたいと心の中で思う事さえ認められている。勿論実行はおろか準備などの行動をした段階で刑法犯になるので捕まってしまうが。21条からの観点でも発言自体慎むべき義務はない。

 一タレントの発言に、「政治的発言など」というのは大人げないではないか!

 自分の知りうる限り批判の理由は、以下のものが目立った。

  1 対案があるのか? → 別に政治家でないから持っていようといまいと関係ない

  2 無責任だ→ 政治家でないからこれも関係ない

  3 タレントの発言だから影響力は大きい→ 一般人よりは大きいが大したことない。現にアメリカでは、セレブタレントが様々な発言をしている。

 4 CMのスポンサーの問題がある。→スポンサーサイドの問題なのでローラさんには関係ない。それにこの程度で不買運動を起こすなどというのでは何とも器の小さいことか!

 ということで非常に馬鹿馬鹿しい。

 

 最もこれが政治家又は政治家を目指すという事であれば話は変わってくる。

 安易に米軍基地を撤収させることによって中国が進出し沖縄近海まで中国が進出してこないか、進出する可能性があるとすれば国防という観点からどの程度まで米軍を撤収させて大丈夫か、そもそも辺野古以外に選択肢はないのか等当然考える必要がある。

 鳩山由紀夫がローラさんのようなことを言えば、当然4以外の批判はあたる。

 野球やサッカーに例えると、観戦者であるローラさんと、監督である鳩山由紀夫同じことを言っても全然言葉の重みが違うからだ。