今日は、東京司法書士会田無支部と東京税理士会東村山支部の5市一斉相談会がありました。

 5市とは、小平市、東村山市、清瀬市、東久留米市、西東京市になります。

 私の担当は、東村山市、そして運営責任者は若い司法書士です。

 5市の中で一番相談件数が多かったのが、東村山市、私の担当した相談件数は4件でした。(一人当たりの時間が長いので)

 市は違うものの今回担当した相談で感じたのは、数年前とは相談内容が異なることです。というのは昔は、債務整理の割合が高かったのですが、その債務整理の相談件数は0件。

 代わりに多かったのが認知症対策でした。特に家族信託の相談が、私の受けた相談件数の4分の3でした。ただ詳しく聞いていると、家族信託もありですが(中には?)、財産管理契約+任意後見契約でも対応可能なものがすべてでした。

 結果家族新と財産管理+任意後見契約を対比しどちらが相談者のニーズに合うかという事が主でした。これについては、こちらから「こうすべき」とは言えないのでそれぞれのメリット・デメリットを伝え相談者に判断してもらうことにしました。何故なら仮にこちらで強く言うと後日〇〇先生からこう言われたという場合の対処に困るからです。自分で選択すれば自己責任の問題になるし、最低限の説明を怠らなかったらこちらに責任が及ばないからです。

 ただ家族信託という言葉が独り歩きし、実は財産管理契約+任意後見で足りると思うものも多かった気がしました。