今日は、司法書士の花形である不動産取引があった。

物件は、伊東市のもので、決済場所は熱海の法務局。

現在は、司法書士の報酬は自由化されているので一概には言えないが仮に報酬が同一だとすれば、田無から熱海の法務局(来宮駅が最寄り)に行くまでの分の日当、交通費が上乗せされるので、地元の司法書士に比べ割高になることをわかっていながら敢えてうちを指名したそうだ。

 弁護士のようにいくら安くても訴訟の勝ち案件をまけるような弁護士では意味がないが、司法書士の登記手続きの場合、誰がやっても所有権移転登記ができるはずなのでつきつめれば価格勝負になりがちになってしまうと思われる。しかし敢えてうちを指名したということには感謝する必要がある。

 何故なら、弁護士と異なり実力次第で結果が異なるような世界ではなく、書類の不備さえなければ、誰でも同じ結果になる案件で敢えて割高になるにも関わらず指名するということは、相当信頼している証しでもあるからだ。当然その信頼を裏切るわけにはいかない。

 であればより慎重に対処し、相手が求めている以上の結果を出す必要がある。

 こんなことを言うのは簡単だが、限られた時間の中で、他人を不快にさせず、本人確認・意思確認を行い説明不足がないようにするのは何年やっても意外と難しい。

 そういう意味で時間をかけ説明をし、登記申請を行うのは、通常以上に気を使う。

 とはいえ無事決済を終え事務所に戻れた。ところが事務所に戻ったら飛び入りの相談、その後は、急に入った抵当権の設定、会務の打ち合わせなど、時間が押しまくり・・・A=´、`=)ゞ

 収益は、悪いのだが本当に司法書士の資格を持った人で戦力になる人がいればいいなと思えた一日だった。

 ちなみにうちの事務所に即戦力の資格者がもし来たならば経営権ごと譲ってもいいと思っている。

 何故なら自分自身他にもやりたいことがあるからだ!