思いがけないハッピーな再会はあるものですね。
失った恋に終わりを告げる方法を、
知っていたら教えてほしい・・・。
あの日、車のアルミホイールを修理見積もりに行った日。
雨の日でした。そこに来ていた同じ修理に来ていた
ひとりの男性。
目と目が合った瞬間に恋に落ちた、あの夏。
だけど、この人で本当に大丈夫?と思っていたら
手が触れるのすらためらわれてしまう。
ゆえに素直になれない。
もうふたりとも大人なのに・・・。
なのに、なのに素直になれなくて、お互いを遠ざけてしまう。
そして自然に会わなくなってしまう。
そして別れ。もう会わないようにしよう。・・・そうだね。
あれから1年。
次の夏が来た・・・。私は??
相変わらず。ひとりではあるし、つい先日またもや
アルミホイールの修理に来ていた。ガリ傷が大きい。
見積もり取って早く修理しないと歪んでしまいそうです。
行ったお店は彼と出会った思い出の場所。
つい探してしまう。失った恋に終わりなど告げていなかった。
すると・・・。
外には仕事の外回りの途中なのか、いつものラフな格好ではない
・・・あの人。
自販機で缶コーヒーを買おうとしているみたいです。
目が合ってしまうと、過去にタイムスリップ。
久しぶりだね・・・。
・・・この人しかいない!今度こそ間違いない。
私は、自然と思い出話をするために店内にある
自動販売機のカップのコーヒーをすすめてみる。
1年間、どんな生活をしてきたのだろうか?
アルミホイールの修理工場での運命の出会いって、
ひとに話すとどう思われるのか気になるところですが・・・。ねぇ。
思いがけないハッピーな再会はあるものですね。
