Having FUN Workingdog Training -16ページ目

Having FUN Workingdog Training

ドッグトレーニングのことなど綴っています

犬とお散歩するときにずっと地面に鼻をつけたまま歩き続け、臭いに異常に執着してなかなか動かない。



興奮状態にあり全くコンタクトが取れない。

 

このような相談を受けることがあります。

 

私はある程度の臭い嗅ぎは犬にとって状況や環境の把握とそれによる安心、安定として必要だと思っています。

しかし、上記のように執着や興奮など精神的に不安定になることもある。

 

臭いを嗅ぎながら、「お友達が通ったの?」とか、「お手紙残してあった?」(笑)なんて言いながら、コンタクトが取れてゆったりとお散歩できるならいい。

その犬が世の中を知り、見聞を広め自身の成長のために必要な場合もあるので、臭い嗅ぎは絶対ダメじゃない。

 

しかし、臭い嗅ぎが度を超えると得た情報が多すぎてキャパを超えてしまう犬もいる。

例えば、過敏な犬、少しの刺激(臭い)で一気に針が振り切るような犬にとって、ほんの少し嗅いだ情報でいっぱいいっぱいになってしまう。

 

臭い嗅ぎが犬を落ち着けると聞いて、散歩しているがあちこち右往左往して歩き回り、挙げ句の果てにものすごい勢いで引っ張るため落ち着いた散歩ができないと。

 

犬によっては臭い嗅ぎは興奮のトリガーになってしまって、他の犬に出会うとさらに油に火を注ぐ結果になり飼主の声も聞こえなくなってしまうこともある。

 

しつけやトレーニングで良いと言われていることが、犬によっては良くないこともある。

その犬にあったやり方でないと、逆に問題行動になる。

 

動画では、横を歩くときは前に出ないようにリードを短めにしています。

(3mなど長いリードも犬の身体に負担をかけないという点で良いと思いますが、犬によっては短く持って飼主のコントロール下にあった方が安心できるケースもある。)

止まる時だけリードは張りますが、歩き出したら緩めています。

 

 

これが全てではないです。

 

ネットから得た知識は雑誌やテレビで見たと言う程度の知識。

説明書を読んでも建てられない家みたいな感じです。

経験が必要。


 にほんブログ村 犬ブログ 犬 しつけ・訓練へ

にほんブログ村