皆様お疲れ様です。
本日はタイトルの通り「パワハラ」について考えてみます。
自分はADHDを持ちながら、職業指導員として働いております。
日々業務の中で利用者の方々の訓練のお手伝いを行っています。
僕はどちらかというと与えられた役割を全うして皆に良くなってもらおうと考えているタイプですが、度が過ぎるとこの『無意識の善意』が『パワハラ』に変わるのです。
ではどういったことかと言うと…
・挨拶をしても返答がない利用者
・事業所のルールを守らない利用者
・時間を守らない利用者
など社会生活を送る上で大切なことができない利用者が居たとして、自分は指導を行います。これはその方に良くなって欲しいという想いからの指導ですが、当の本人からしたら口うるさく注意を受けているだけで嫌な気持ちになるかと思います。
(勿論指導するときは個別で行い、怒鳴らない、何故指導を受けたのかを説明してから利用者に『どうすればいいのか?』を考えてもらう。指導の後には必ず「ありがとう」と伝えるなどの声掛けはしています。)
ですが指導を行うと利用者からの信頼はどんどん下がってきます。
こちらは職業指導員として利用者の方々のために行っていますが、どんどん利用者は遠ざかっていき『自分の指導がダメだったのか…』、『こんなに自分は相手のために頑張っているのに…』とネガティブスパイラルに入るのです。
正直このネガティブマインドは良くないです。
がむしゃらに指導を行うと利用者にも自分にとってもマイナスしかありません。
ではどうする…実は方法は簡単でした。
結果的に言うと…「大人になってできないことは外部(職業指導員)がどうこうしても本人(利用者)には響かない」ということです。
つまり響かない→直りにくいということです。
それよりもできることを伸ばす。これが一番です。
利用者が直らないと誰が一番困るか…それは利用者です。
僕たち職員が声を荒げても、直らないものは直らない。
という一線を引いてしまえば、無理に指導しなくても利用者の『本人らしさ』を尊重し日々訓練に励めばいいのではないかと思います。
明日も仕事頑張ります。