愛情が湧いてきた犬嫌いの私が毎日餌を与えたり、兄がもうこの世に居ない寂しさをお互いに眼と眼で話したりして犬に対して段々愛情が湧いてきた。今までは犬の毛が体に触れただけで鳥肌が立ってギヤーと悲鳴を上げていたそれが兄の忘れ形見の犬の世話をして、自分でも信じられないくらいに可愛いと思えるようになってきた。以前はこの犬のどこか可愛いんだろう、顔もなんかいい顔してないし、といつも思っていたけどこの頃はあ~あなんで可愛い顔をしているんだろうと、それに頭を撫ぜてあげることもできるようになった