先週末は、フットサル大会。

大会への参加は約2ヶ月ぶりであるが、その間に行なわれた年末のミーティングにより、2006シーズンのチームの方向性が提示された。

「エンジョイフットボール」

これが、2006シーズンのうちのチームのテーマとなる。

フットサルへ初参戦した約3年前から今年で4年目を迎えるにあたり、チームは一つの節目を迎えていた。2005シーズン、優勝を目前にしながら勝てない試合が3度続いた。 勝利にこだわるだけのゲーム運びに終始したあまり、勝てない試合からメンバーの心は離れていったのだと受け止めている。

正直、サッカー経験者はフットサルでも、ある程度のレベルで競技に適応できている。そして、その経験を積んでいない人間との差は緊迫する試合になればなるほど、大きくなるというものである。 勝ちたいチームメイトは、そのために本来のメンバーではない経験者をチームの助っ人として大会に呼び、試合に臨んだ。

結成当時のメンバーで同じように今まで頑張ってきたサッカー未経験者からすれば、なんともやりきれない気持ちであったにちがいない。

2005年末のミーティングでは、そのことに対しメンバー皆が真剣に議論し、現在のチーム状態の分析から2006年のテーマを考えるようになった。 その原因は、チーム結成当時、誰もが何も考えず実践できていたことが出来なくなっているという結論に至った。

「勝利にこだわる」という目的そのものは、スポーツ競技である以上、それを楽しむことが重要な要素であるに違いない。 しかし、実際、楽しんでいる内容は「勝利」という結果より、むしろそこへ至るまでの流動的な「プロセス」なのだということをメンバー全員で確認した。

「笑顔」を忘れてゲームをすることなんてつまらない。 自分たちがボールを蹴る本当の目的と楽しみは、本能のどこかで記憶に残っているはずである。


長い経緯になってしまったが、原点回帰のこのテーマは、今年初の大会にどのような影響を与えるのか。

不安と期待が交錯しながら、当日を迎えた。


・・・結果は、1年ぶり、8度目となる優勝となった。

チームの誰もが、積極的にゲームを楽しもうという意欲に満ちていた。

勝利したことより、そのことの方が印象的で嬉しかった。

メンバーのモチベーションをこのまま維持してゆくことは難しいが、今回の勝利はそれまでのどの勝利よりも価値があると感じた。


自分個人的には、大会を通してキーとなるポイントで2得点をあげることができて満足しています。

全試合(4試合)を通しての合計得点は3点で、チーム1位(同順位2人)でしたが、「hattrick」を達成できなかった・・・(苦笑)

結果は素直に嬉しいと感じますが、何よりもホッとした安心感の方が大きいフットサルの大会でした。