グズ六
「お前みたいにいい加減に世の中渡ってるやつにはわからんのだよ」
カースケ
「やりたくもない仕事をイヤイヤやってるほうがよっぽどいい加減じゃないかよ オメダお前 我慢するの好きなのか?辛いの我慢するの楽しいのか?」
オメダ
「楽しわけないよ、そんなの」
カースケ
「じゃあ辞めろよ」
オメダ
「うるさいよ!お前が辞めろっての聞き飽きたよ」
カースケ
「俺もね、お前が辛い顔して耐えてんの見飽きたんだよ どうせ生きてるんならなぁ、もっと楽しそうな顔しなよ」
グズ六
「生きるってことは必ずしも楽しいことじゃないんだよ お前見たいなバカにはそれがわからんのだ」
カースケ
「生きるのが楽しくないやつのほうが俺よりバカだよ たとえ生活が安定していようと、金があろうと、地位が高かろうと、生きるのが楽しくないやつは俺よりずっとバカだよ なぁオメダ 生きてる間ってのは短いんだぞ 70年生きたってさ 2万5千日位しか生きられないんだよ 今日一日だってその2万5千分の1なんだよ」
ワカメ
「えーっとね、2万5千550分の1・・」
カースケ
「どうしてもっとその1日を大切にしようとしないんだよ 毎日毎日イヤイヤ生きるなよ なぁ、人間はもっと自由なんだよ」
オメダ
「俺はお前みたいに強くないよ お前みたいに生きてく自信がないんだよ だから辛い仕事でも、しがみついて(だってやるほか)ないんだよ」
カースケ
「俺だって強くないよ 生きていく自信だってないんだよ ないけどなんとかやってんだよ俺は 俺はね、お前みたいに自分の人生を粗末にしたくないからなんだよ」
オメダ
「俺が人生を粗末にしてると思ってんのか!?」
カースケ
「してないと思ってんのか?生きていくって楽しいものなんだよ そう思わないか なぁオメダ・・・」
のりこさん父が折角紹介してくれた会社を断るグズ六
「どうって・・・ただ、船が沈みかけているときに 一人だけ逃げ出したら たとえ命が助かっても その男は一生後悔すると思うんです 一生後悔して生きていくよりも みんなと一緒に沈みたいんです そのほうがいいんです そうしたいんです・・・」
のりこお父さん「これ持ってけ ほら お前もおっちょこちょいであの男を選んだわけではなさそうだな ハハ」
そうそう書き忘れていたけど、「ただお前がいい」のとき、カースケさんとオメダさん?が大学生?社会人?になっても、赤いひもで楽しそうにあやとりして遊んでたシーンよかったな。
70年代、あやとりが男子の間でも低学年、中学年流行ったな~。
ゴムとかタワーとか鉄橋とか箒とか一人で作ったり、二人でそっと指をひもの穴に突っ込んだりして取ったり・・・もう何も覚えちょラン気がする・・・のび太くんには負けるけど、夢中で男友達の間でやってたんよ。
女子の間で流行ってたゴム跳びはほんとに気まぐれにやったこともあるかな。走り高跳びの基礎が築けたかも。