鷹巣生まれの12歳
性格は、ビビリなお調子者

過ごすはずでした…
いつも腹ペコ。見た目は元気。
散歩と雷が嫌いな
小心者のトロ君が、
夏の日の朝、突然
歩けなくなりました
何日か前から、後ろ足が極端に
むくんでパンパンでした
就寝中に度々マッサージをして
ましたが、散歩をしないし
高齢のせいだろう……と、
簡単に考えてました
すぐに、動物病院へ
連れて行きました
エコー検査や触診、血液検査を
行ってもらいましたが、
体内にかなり大きな腫瘍がある
との事でした

CT検査と病理検査をした結果、
停留精巣が悪性腫瘍に
なってました…。
数年前から陰嚢が一つしかないのは
気づいてました。
健康体のトロ君をみて
そのままで問題ないだろう、
高齢犬に全身麻酔手術は
気が引ける、と
摘出手術をせずに過ごしてました…
獣医師の見解によると
かなり大きなその腫瘍は、
下半身の太い静脈を包み込んでる為、
外科手術を行なうのが大変難しく、
仮に手術をしても全て取りきれるか
わからない。
との事でした…
この時点で、余命宣告をされるのかと
覚悟をしてましたが、
飲み薬と食事療法を提案されました

ただ、
個体差により効果が違うほか、
効果があっても、さまざまな副作用が
体に起こるという説明を受けて
投薬治療を開始しました
週3回1日一回与えるだけでOKなのですが、
与える際、薬を直に触らないよう
手袋をして与えるようにと
指示を受け

緊張しながらも食事に混ぜ込み
与えました。
投薬してから1週間後、
診察に行き、検査をしてもらうと

…たった数回飲ませただけで、
腫瘍が小さくなってました


足のむくみも取れて、
スラリとしたキツネのような足に

食欲はもともとですが旺盛

お散歩も、今まで無いくらい沢山
歩けるようになりました


トロ君に合う薬を選んで
投薬してくださった先生には、
お礼の言葉が見つからないくらい
感謝してます

まだ治療中ですが、
日に日に右肩上がりに
元気になっていく愛犬を見て、
飼い主としての至らなさを反省しながら、
愛犬の生命力の強さに感服する
日々を過ごしてます。
トロ君の病気は
完治は難しいと思いますが、
病気とうまく付き合いながら
ただでさえ寿命が短い愛犬たちと
一緒に過ごせる貴重な時間を
楽しく過ごしていきたいです。






