まず始めに、

数多くの書籍の中から本書を手に取り、ページを開いてくださったあなたに心より感謝したいと思います。

本当に有難うございます。

実はかく言う私もあなたと同じように自己啓発の書籍を少なからず読み、

「幸せになりたい」「もっと気楽に生きて行きたい」と考えていました。

体格が大きい割に性格が大人しかった私は小・中学生時代、格好のイジメの対象になり、

殴る蹴るは元より、お弁当に唾を入れられたり、池の水を無理矢理飲まされそうになったりと

それは辛い日々を過ごしました。

その影響で自己嫌悪に陥り、自殺を考えたこともありました。

高校では二度と同じ思いをしたくないという一心と自分を鍛え直す意味で柔道部に入部し、辛い練習にも耐え文字通り生まれ変わることができました。

今でも忘れられない出来事があります。高校に入学し、柔道部に入って間もなく通学路でばったり昔私をイジメていた同級生に出会った時のことです。

その頃私はすでに有段者でしたの殴り掛かって来られても投げ飛ばせる自信があったので相手がどう出てくるか構えていました。

しかし彼の口から出た言葉に私は唖然としました。

彼はなんとこう言って来たのです。「八田君、今柔道やってんだって?(俺を)投げないでね。」

この瞬間、今までの辛い思い出が過去のこととなり、人間とはこのように変わるものかと衝撃を受けた出来事でした。

このようにイジメを克服した私は大学生の時、旧友に一冊の自己啓発の本を紹介してもらいました。

それが私と自己啓発の本の初めての出会いでした。

体を鍛えて強くなっても心を強くする鍛錬をしていなかった私は貪るように自己啓発の本を読み漁りました。

しかし、その内どの本も同じようなことしか書いていないことに気が付きました。

突き詰めれば「笑顔」と「感謝」です。そこで多くの本を読むのではなく、いつも持ち歩ける自己啓発の『聖書』的な本がないかずっと探していました。

この一冊さえあれば心の方向を正すことができる本、そんな本です。

私は大学卒業後、すぐに中国に渡り、縁あって日本語学校を立ち上げ、経営することになりました。

経営に当たり今まで社長になった経験もなければ、会社を経営した経験も部下を持った経験もない私は始め「ビジネス書」と呼ばれる実用書を読み、勉強しましたがどれもピンと来るものがなく、まったくの手探りの状態で学校の運営をしていました。

部下への言葉の掛け方、社長としての立ち居振る舞い、自分の将来についての考え方等悩んでばかりの日々でした。

そんな時、日本語の活字が読みたい一心で本屋さんの日本語書籍コーナーで偶然眼にしたのが『論語』でした。

皆さんももしかしたら名前くらいは聞いたことがあるのではないでしょうか。

『論語』は今から2500年ほど前の中国春秋時代、大小7つの国が群雄割拠する乱世に

「思いやり」と「礼儀作法」で国を統治しようと奔走した孔子という人物の弟子達によって、

孔子の死後に編纂され、その後世界中で読まれ、数多くの啓蒙思想家に影響を与えた書物です。

私が本屋さんで手に取ったそれは中国の漢文をただ単に日本語に訳しただけのものでしたが、色々と悩み、経験していた私には心に沁みる言葉の数々でした。

そこには家族に、友人に、会社の同僚や部下、上司に如何に接するべきか等の社会生活のことから如何に国の政治を執り行うか等までの知恵と答えが詰まっていました。

色々な人に紹介しようとも思いましたが、普通の日本語訳だと固い表現になり、わかりづらくなってしまいます。

そんな時、関西弁の柔らかい表現や言い回しが、尖った言葉の棘を取り、言葉の意味を感じ取りやすくできるのではと思い付きました。

この「関西弁マジック」を使い、あなたの心にも私が感じた「心に沁みる言葉」をお届けし、弊著があなたの心の羅針盤となることを願って止みません。

『論語』に出会ってから私は自己啓発の本を読まなくなりました。

今となっては小学生、中学生時代に私をイジメた同級生にも感謝し、高校時代の激しい練習にも感謝し、今までに身の回りで起きた辛い経験にも感謝できるようになりました。

人生で起こるどんなこともあなたにとって不要な出来事はありません。

辛い出来事であればあるほどあなたの将来に必要なことなのです。

私にとっての自己啓発の聖書は『論語』です。

あなたにとって弊著が自己啓発書籍最後の1冊、

卒業の1冊になりますことを心より願っております。

最後に私が自身の名刺の裏に書いている「幸せ10ヶ条」を紹介致します。

1. ありがとうの気持ちを忘れない。そして必ず口に出す。

2. 人の悪口は言わない。

3. 愚痴をこぼさない。

4. 乱暴な言葉を出さない。

5. 常に口角を上げる。

6. 楽することを考えない。

7. 態度は稲穂、背筋は竹の如く。

8. 常に自分は運がいいと考える。

9. 人に何かを求めない。

10. 損得で判断せず、後悔するかしないかで決断する。

それでは、どうぞ本書をごゆっくりとお楽しみください。


本書があなたの心の羅針盤となりますように。

2012年10月6日  八田 真太 



もし、ご興味があれば、是非ご購入いただき、ご自宅や職場でゆっくり噛み締めながら、ちょっと微笑みながらお読みいただけると嬉しいです。

いつかあなたも昔のいじめっ子に会って、握手して感謝したくなるはずです!!


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