映画「最強のふたり」 | 日曜シネマ劇場 | 無料ドラマ・映画 | BS無料放送ならBS12(トゥエルビ) (twellv.co.jp)

最強のふたり - Wikipedia

 

 

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原題 Intouchables  2011年フランス 監督 エリック・トレダノ/オリヴィエ・ナカシュ

出演 フランソワ・クリュゼ オマール・シー アンヌ・ル・ニ オドレイ・フルーロ

「車椅子生活のフィリップ(フランソワ・クリュゼ)は大金持ちです。有り余るお金ですが、自分では手足が動かないので自殺することさえできません。この状態のままでも70歳までは生きる、と医者からは言われています。自分の介護と介助をする人を募集します。この人は無理、とんでもないと思わる人が応募してきました。全く遠慮のない、言いたいことを言い、セックスや快感についても平気で聞いてくるし、フィリップを世話する美人女性には『俺とやらない?』のようなセクハラも平気で言います。普通なら雇いません」

2011年東京国際映画祭 東京サクラグランプリ 最優秀男優賞(主役の二人)他、受賞

 

(物語)パリの市街地を助手席に身体障碍者のフィリップ(フランソワ・クルゼ)を乗せたドリス(オマール・シー)の自動車は渋滞で止まります。フィリップは髭が相当にのびていて、介護人のドリスに長い間剃ってもらっていません。ドリスは渋滞が我慢できなくて、脇へ出て猛スピードで渋滞の車を抜き去ります。一旦出したスピードをもう緩めません。次から次へと前の車を「邪魔だ!」と言って抜いていきます。隣のフィリップはドリスを信頼しているので、任せています。すると、ついにパトカーがスピード違反で追いかけてきます。ドリスは「やっと来たぜ!『逃げ切る』に100ユーロだ」とフィリップに賭けるか否かを聞きます。「乗った!」とフィリップが答えると、さらにアクセルを踏み込みます。高速道路を走る車を、あれよ、あれよと抜いていきます。パトカーもサイレンを鳴らして必死で追いかけてきます。「絶好調だね」とフィリップは感想を述べます。

 でも、結局捕まりました。その時にドリスはまた賭けを持ちかけます。「先導するに200だ」と言うと、フィリップは「君の負けだ」とさっきの賭けは捕まったことでドリスの負けだ、と言います。そして、警官が先導するか否かの新しい賭けに、また「乗った」と言います。

 パトカーを下りた警官は銃を出して、近寄ってきます。あまりのスピード違反に凶悪犯と思ったので容赦しません。「降りろ!」と乱暴な言葉で車を下ろされましたが、ドリスは「病気で死にそうなんだ。だからすぐに病院へ連れて行かないと死んでしまう。車椅子で、発作が起きてるんだ」と言います。フィリップも必死に病人の演技をします。後部には車椅子が積んであります。「このままなら、あと5分で死ぬ。死んだら、遺族にはあんたらが説明をするんだ」とドリスが言うので、警官は「もういい、行っていい!」と言います。そして警官は「安全のために先導する」と賭けはドリスの勝ちです。発作の演技で口の周りが汚れたフィリップの口を拭きながら「200ユーロの先導だ」と二人で笑い合います。

 この出来事のはるか昔、フィリップの介護人を選ぶ為の面接試験です。8人の男性の応募者が待っています。きらびやかな飾りのついた廊下、部屋に高価な調度品のある廊下です。面接が始まります。フィリップは秘書のマガリ―(オドレイ・フルーロ)の後ろに車椅子に座って面接を見ています。経歴、動機、目的、介護に対する情熱など、それぞれが語ります。ドリスは「2時間も待った」と言って、順番を無視して試験会場に入ってきます。秘書もフィリップも余り驚きませんが、無礼だとは思います。ドリスは立ったまま、机の上に書類を出して、「サインを」と言います。秘書は、書類を見ることもなく「座って。推薦はあるの?」と尋ねます。ドリスは「あるよ。クール&ザ・ギャングとかお勧めだ」と音楽のグループ名を言います。秘書もフィリップも何のことかわかりません。ドリスは自分の推薦する音楽グループを言ったのであって、この面接に彼を推薦した人ではないし、元々そんな推薦はもらってきていません。「知らないな。座って」とフィリップが言います。「音楽に疎いね」と面接を受けてるドリスは全く悪びれないし、遠慮もなく無礼です。でも、フィリップは怒らずに、「知識はあるつもりだ。その何とかは知らんが」と答えます。

「クール&ザ・ギャング」と面接を受けてるドリスはもう一度強く繰り返します。

「それならショパンやベルリオーズは?」と車椅子のフィリップが尋ねます。

「知ってるかって?そっちこそどうなの?」と面接されてるドリスは全く物怖じしません。

「造詣は深い」と車椅子のフィリップが言うと、「誰を知ってる?何号棟の誰を知ってる?」と、面接を受けているドリスからとんでもない答が返ってきます。「何号棟?団地の名前じゃない。19世紀の作曲家、評論家だ」と車椅子のフィリップは冷静に言います。

「知ってて冗談を言った。音楽もユーモアも。両方に疎いね」と、面接されてるドリスが返します。

 車椅子のフィリップも秘書もドリスという人間がよくわかりませんが、質問をはぐらかす頭の回転の良さ、それが意図しているものだし、切り返しもうまいので呆れます。馬鹿ではありません。フィリップは「書類とは何なのかね?」と、ドリスが机に置いた紙について尋ねます。ドリスは書類を広げて「理由は何でもいい、不採用にしてくれ。不採用書類3件で失業手当が出る」と言います。

「なるほどね。他に人生の目的はないのか?」

「あるさ」と言って、前に座るマガリ―を見ながら「素敵な人生の目的がそこにいる」と言って、マガリ―にウィンクをします。マガリ―は面食らったことでしょう。綺麗なことばかり言う応募者よりも、この冗談と図々しさと言いたいことを言って、自分のお金のためにこの面接を利用するふてぶてしさに車椅子のフリップは何かを感じます。

 車椅子を動かし、ドリスに近づきます。ドリスは彼が字が書けない事に気がつき「厄介だな」と言います。「そう、私は厄介なんだ。秘書が代理でサインはできない。明日の朝9時に来たまえ。お望み通りにサインはしておく」と伝えます。

 

ブログ掲載作品放送予定(放送日時、チャンネル名は必ずご自分でお確かめ下さい)
  放映日 曜日 開始時間 映画タイトル 放映チャンネル ブログ掲載日
3月13日 19:30 学校 BS12 24.3.8
3月17日 19:00 最強のふたり BS12 24.3.13
3月18日 13:00 「戦場にかける橋」 NHKBS 21.12.21
3月20日 19:30 たそがれ清兵衛 BS12 なし
3月20日 13:00 「8日目の蝉」 NHKBS 22.6.6
3月22日 13:00 「ナバロンの要塞」 NHKBS 21.7.21
             
映画専門チャンネルの近日放映の推薦作品(気がついたもののみです)
  放映日 曜日 開始時間 映画タイトル 放映チャンネル ブログ掲載日
3月14日 14:00 フューリー WOWOWプラス 24.2.22
3月15日 22:35 人生劇場・飛車角 日本映画 24.3.12
3月16日 2:30 虎狼の血 WOWOWプラス 23.5.31
3月17日 12:00 インビクタス/負けざる者たち ザ・シネマ 23.6.8
3月17日 16:15 スーパーマン ムービープラス 23.8.22
3月23日 10:00 アンストッパブル ザ・シネマ 23.10.18
3月23日 17:00 戦場のピアニスト WOWOWプラス 23.9.14
3月24日 3:30 マデイソン郡の橋 ザ・シネマ 23.10.20
3月25日 1:30 グラントリノ ザ・シネマ 21.12.17