「大統領の執事の涙(再掲載)」2024年3月7日(木)14:15~WOWOWプラス

大統領の執事の涙 - Wikipedia

 

 

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原題 Lee Daniels’The Butler アメリカ 2013年(132分) 監督 リー・バトラー

出演 フォレスト・ウィテカ― オブラ・ウィンフリー デヴィッド・オイエロウォ

「黒人のセシル・ケインズは礼儀正しいワシントンの高級ホテルのボーイでした。その仕事ぶりを認められて、ホワイトハウスの給仕になることを勧められ、大統領の執事になりました。ジョンソン大統領からレーガン大統領までの歴代大統領の執事でした。一方、セシルの息子はキング牧師の下で活動した人権活動家でした。父親のセシルの目から見たら、息子の行動は黒人としての生き方ではありません。その息子の生き方が理解できるようになります。セシルの経験と、彼の見てきた世界が今までに見たことのない黒人の内面世界を見せてくれます」

 

(物語)「闇は闇を追い払えない。闇を払うのは光だけ キング牧師」 

 セシル・ゲインズ(フォレスト・ウィテカー)が大統領官邸の広い廊下の椅子に座って、昔を思い出します。1926年ジョージア州メーコンです。一面に白い花が咲いている綿花の畑で10人程の黒人が働いています。

 まだ幼いセシルは綿花を父母と一緒に摘みます。きつい仕事でした。畑の中のご主人の屋敷から若い雇用主が出てきて、畑に入ってきてセシルの母の手を取り引っ張っていきます。性欲の処理です。セシルが「ママ、どこ行くの?」と追うと、父親がセシルを止めます。「よく聞くんだ。あの男に逆らったりするんじゃない。俺たちがいるのは、奴の世界なんだ」と強く言われます。若い雇用主とセシルの母親が入った畑の隅の小屋から悲鳴が聞こえます。小屋から若い雇用主が出てきたので、セシルの父は「おい!」と呼び止めます。雇用主は立ち止まって、お互いににらみ合って近づきます。雇用主は拳銃を出して、セシルの父親の頭に発砲します。即死です。

 父親がいなくなったセシルはその家の「ハウスニガー」になりました。仕事は外の畑よりも遥かに楽でしたが、「殺される前に出ていかなければいけない」と悟りました。若い雇用主との件があってから気がおかしくなっていた母親に決心を伝えます。外はどういう所かわからない怖い場所でしたが、逃亡しました。

 外には仕事も食べ物も寝る場所もありませんでした。白人はいつでも黒人を殺すことができましたし、それでも罰せられることもありませんでした。町には黒人が首を吊られて木にぶら下げられていました。お腹が空いて、パン屋のショーウインドウを割って、パンをむさぼりました。その店に雇われている黒人が出てきて「覚悟はできてるんだろうな?!」と問います。

 その黒人はセシルのガラスで切った手に包帯を巻いてくれました。セシルは「人手はいりませんか?給仕ならできます」とたずねます。「故郷では『ハウスニガー』でした。お役に立てます」と言うと、いきなり黒人に頬を強烈に叩かれます。「そんな言葉は使うんじゃない。それは白人の言葉だ。侮蔑に満ちている。親父に教わらなかったのか?」でも、この黒人との出会いが、セシルの運命の出発点でした。

 

ブログ掲載作品放送予定(放送日時、チャンネル名は必ずご自分でお確かめ下さい)
  放映日 曜日 開始時間 映画タイトル 放映チャンネル ブログ掲載日
3月6日 13:00 フィラデルフィア  NHKBS  24.3.1
3月10日 19:00 英国王のスピーチ BS12 24.3.6予定
3月13日 19:00 学校 BS12 24.3.8予定
             
映画専門チャンネルの近日放映の推薦作品(気がついたもののみです)
3月4日 23:00 ミスティック・リバー ザ・シネマ 24.2.15
3月4日 1:30 WOWOWプラス 22.4.4
3月5日 14:45 テルマ&ルイーズ ザ・シネマ 23.1.26
3月6日 21:30 虎狼の血 WOWOWプラス 23.5.31
3月7日 14:15 大統領の執事の涙 WOWOWプラス 24.3.4
3月7日 18:45 武士の家計簿 WOWOWプラス 24.3.5予定
3月8日 14:45 フレンチ・コネクション ザ・シネマ 24.1.17
3月10日 4:00 殺人鬼から逃げる夜 ザ・シネマ 22.9.26
3月10日 1:00 ブレイブワン WOWOWプラス 20.12.8
3月11日 18:30 グリーンブック ザ・シネマ 24.2.27
3月11日 1:45 アリスのままで WOWOWプラス 22.7.24
3月12日 0:00 花束みたいな恋をした 日本映画 21.12.2
3月12日 15:15 ミスティック・リバー ザ・シネマ 24.2.15