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制作 2015年 東映 (111分)監督 篠原哲雄 原作 桜木紫乃
出演 佐藤浩市 本田翼 中村獅童 尾野真千子 和田正人 音雄琢磨 泉谷しげる
「別れて一人になるのは寂しすぎるし、自分のことで相手の男性がいろいろと考えて相手に負担をかけるのは嫌だと思う女性でした。雪の降りしきる旭川の町を歩く時、彼女は『今から他人の振りしようか』と言って離れます。小さな駅でした。雪の降りしきる中を電車が入線してきます。彼女は線路にゆっくりと落ちました。目の前で大好きな愛人が自殺した男性・鷲田完治の職業は裁判官でした。彼は離婚し、4歳の息子とも会いません。それ以来、裁判では国選弁護人だけを引き受けました」
(有料配信されています)
(物語)昭和63年秋、旭川地方裁判所の判事、鷲田完治(佐藤浩市)は被告人、結城冴子(尾野真千子)の覚醒剤取締法違反に執行猶予付きの判決を下しました。冴子は旭川で スナックを経営していました。苗字が変わっていたので、法廷で出会うまで、以前つき合いのあった冴子とは気がつきませんでした。二人は大学が同じで、昭和53年当時は学生運動でよく一緒になった仲でした。「闘う牡羊座と支える天秤座のめぐり合わせね」と当時から鷲田は冴子からそう言われていました。「闘う牡羊座」は鷲田、「支える天秤座」は冴子です。
鷲田は東京から一人、単身赴任で旭川にきていました。4歳の男の子がいます。冴子は大学をやめて、その行方がわからなくなっていました。そして、この裁判で再会しました。二人は男女の関係になりました。でも、旭川勤務は終わり、東京高等裁判所へ戻ることになりました。二人に別れがきました。冴子は自殺しました。
それから30年近く過ぎた平成26年の秋、釧路です。「鷲田法律事務所」の小さな表札が村はずれのさびれた賃貸の平家にかかっています。同じ家が隣にもあるので、貸家とすぐわかり、この表札が目立ちません。鷲田は一人暮らしです。仕事は国選弁護人以外の仕事は引き受けません。鷲田は妻と離婚し、4歳の息子とはもう会わず、釧路の平屋の賃貸の一軒屋で法律事務所を開くことを「冴子の死」の自分への罰としました。そして、国選弁護人以外は引き受けないことで、自分を律しました。
覚醒剤取締法違反の椎名敦子(本田翼)の国選弁護人でした。「主文、被告人、椎名敦子を懲役1年6カ月に処す。ただし、その刑の執行を3年間猶予する」との判決が敦子に言い渡されました。裁判が終わって鷲田が廊下に出ると、敦子は廊下の長椅子に座っていましたが、鷲田が来たので立ち上がり、深く頭を下げて裁判所を出ていきました。
少し日が経って、敦子が鷲田の家、「鷲田法律事務所」を尋ねてきます。敦子は鷲田に感じるところがあったのでしょう、個人的に「ある男」を探して欲しいと依頼に来たのです。でも、鷲田はそういう依頼は引き受けないので、断ります。が、その日、鷲田は「朝食のおかずに『ザンギ』を揚げすぎたので、食べていきませんか?」と声をかけます。とてもおいしい『ザンギ』でした。敦子はますます鷲田に感じます。そして、この後、敦子の生き方が鷲田の心にも響くものを送ってきます。
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放映日 | 曜日 | 開始時間 | 映画タイトル | 放映チャンネル | |
○ | 7月6日 | 木 | 22:45 | 「クーデター」 | WOWOWプラス |
◎ | 7月6日 | 木 | 13:00 | 「プラトーン」 | NHKBS |
◎ | 7月7日 | 金 | 10:00 | 「南極物語」 | 日本映画専門チャンネル |
◎ | 7月7日 | 金 | 6:00 | 「梅切らぬバカ」 | NECO |
○ | 7月7日 | 金 | 12:30 | 「透明人間2020」 | ザ・シネマ |
○ | 7月7日 | 金 | 21:00 | 「透明人間2020」 | ザ・シネマ |
◎ | 7月7日 | 金 | 3:15 | 「パリ・テキサス」 | ザ・シネマ |
◎ | 7月7日 | 金 | 17:15 | 「ファーゴ」 | ザ・シネマ |
○ | 7月7日 | 金 | 10:00 | 「ワイルド・ギース」 | ザ・シネマ |
◎ | 7月7日 | 金 | 13:30 | 「スティング」 | 「ムービープラス」 |
◎ | 7月7日 | 金 | 23:15 | 「プレデター」 | 「ムービープラス」 |
◎ | 7月8日 | 土 | 20:00 | 「雄呂血」 | 時代劇専門チャンネル |
◎ | 7月8日 | 土 | 8:00 | 「悪名」 | 日本映画専門チャンネル |
◎ | 7月8日 | 土 | 18:15 | 「シャイニング」 | ザ・シネマ |
◎ | 7月8日 | 土 | 10:00 | 「ジョーズ」 | ザ・シネマ |
◎ | 7月8日 | 土 | 2:55 | 「ローズメーカー 奇跡のバラ」 | 「ムービープラス」 |
◎ | 7月9日 | 日 | 21:00 | 「ミッドナイトスワン」 | 日本映画専門チャンネル |
◎ | 7月9日 | 日 | 16:00 | 「ザ・シークレット・サービス」 | ザ・シネマ |
◎ | 7月10日 | 月 | 10:15 | 「グッド・ウィル・ハンティング 旅立ち」 | ザ・シネマ |
◎ | 7月10日 | 月 | 22:45 | 「僕のワンダフルジャーニー」 | ザ・シネマ |
◎ | 7月10日 | 月 | 13:00 | 「起終点駅 ターミナル」 | NHKBS |
◎ | 7月10日 | 月 | 4:45 | 「ユダヤ人を救った動物園アントニーナが愛した命」 | WOWOWシネマ |
◎ | 7月11日 | 火 | 6:00 | 「ひとよ」 | 日本映画専門チャンネル |
◎ | 7月11日 | 火 | 13:30 | 「トゥルー・ライズ」(日本語吹替え版) | 「ムービープラス」 |
◎ | 7月11日 | 火 | 18:45 | 「笑の大学」 | WOWOWシネマ |
◎ | 7月12日 | 水 | 23:30 | 「シャイニング」 | ザ・シネマ |
○ | 7月12日 | 水 | 16:45 | 「バレッツ」 | WOWOWプラス |
◎ | 7月12日 | 水 | 9:00 | 「コンテイジョン」 | WOWOWプラス |
◎ | 7月12日 | 水 | 13:30 | 「プレデター」 | 「ムービープラス」 |