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制作 1987年 イラン (85分) 監督・脚本・編集 アッバス・キアロスタミ
出演 ババク・アハマッドクール アハマッド・アハマッドクール
「イラン北部の小さな村の学校の先生はとても威張っていて、8歳のアハマッドは先生の言ったことは絶対に守らなければいけないと思っています。親も先生の言うことは間違っていないと言います。そのアハマッドが友だちのノートを間違えて持って帰ってきてしまいました。自分のノートと友だちのノートの表紙の絵とデザインが同じだったからです。先生は『宿題をやらない子は退学だ』と言います。ノートがなくては友だちは宿題ができません。宿題ができないとその友だちは退学になります。友だちの家は遠く、その場所を知りません。でも、ノートを返しに行きます」
1987年ファジル国際映画祭(イランで開催された) 審査員特別賞
(アマゾンプライム無料体験で視聴できます)
(物語)8歳の男の子ばかりの24人位の教室です。大騒ぎしています。先生が入ってきます。「先生が5分遅れただけで大騒ぎだ。先生が遅れた時は勉強していなさい。」教室はシーンとします。机の上に出した生徒の宿題ノートを先生は一人一人チェックします。その時、生徒の一人が欠席した子の連絡をします。すると先生は「指されるまでしゃべらないこと」と逆に注意します。先生は絶対です。
アハマッドのとなりに座っているネマツァデは宿題を紙切れにやってきました。先生は「宿題はノートに書くはずだろ!何度言ったらわかる?」と叱ります。ネマツァデは指で「3」を表します。「指でなく、口で答えなさい」「3回です」とネマツァデは答えます。「3回注意されても直らないのか」先生はネマツァデの宿題をやった紙を破きます。ネマツァデは泣いてしまいます。「先生を見なさい。ネマツァデ。先生に何度言われた?答えなさい」先生はしつこく叱責します。「なぜ、ノートに書いてこないんだ?どうして3回も書いてこないんだ。理由を言いなさい」「従兄の家にノートを忘れました」とネマツァデは答えました。教室にいた生徒が「ここにあります」とノートをネマツァデに渡します。先生は「嘘をついたのか?」と問いただすと、「あの子が従兄です」とネマツァデは答えます。
先生はとてもノートを重要視して、点検を怠りません。先生にしてみれば、宿題をノートにキチンとやることは「決められた規則」で、宿題をやることは「規則を守ること」なのです。次にノートは「どれほど書き取りが進歩しているか」を目で見ることができるからです。隣のネマツァデが先生に叱られたことはアハマッドの記憶に焼き付きました。
家に帰ってきて、宿題をやろうとすると、自分の学校用具の中にネマツァデのノートが入っていました。これではネマツァデは宿題をやれなくなり、退学になってしまいます。家もどの辺かも知らないけど、このノートを届けに行かないとネマツァデは退学です。大変なことです。
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推薦度 | 放映日 | 曜日 | 開始時間 | 映画タイトル | 放映チャンネル |
◎ | 5月9日 | 火 | 21:30 | 「キャラクター」 | 日本映画専門チャンネル |
◎ | 5月9日 | 火 | 23:30 | 「宮本武蔵 一条寺の決闘」 | 時代劇専門チャンネル |
◎ | 5月10日 | 水 | 2:45 | 「虎狼の血」 | WOWOWシネマ |
◎ | 5月10日 | 水 | 18:30 | 「駆込み女と駆出し男」 | NECO |
◎ | 5月10日 | 水 | 23:00 | 「殺人の追憶」 | ザ・シネマ |
◎ | 5月10日 | 水 | 5:00 | 「大菩薩峠第1部」 | WOWOWシネマ |
○ | 5月11日 | 木 | 17:45 | 「君の瞳が問いかけている」 | 日本映画専門チャンネル |
◎ | 5月11日 | 木 | 15:30 | 「ジョゼと虎と魚たち」 | 「ムービープラス」 |
◎ | 5月11日 | 木 | 6:30 | 「誰も知らない」 | 「ムービープラス」 |
○ | 5月11日 | 木 | 15:00 | 「ザ・アウトロー」 | ザ・シネマ |
◎ | 5月11日 | 木 | 21:00 | 「ツイスター」 | ザ・シネマ |
◎ | 5月11日 | 木 | 13:00 | 「友だちのうちはどこ?」 | NHKBS |
◎ | 5月11日 | 木 | 5:00 | 「大菩薩峠第2部」 | WOWOWシネマ |