血槍富士(1955)|365日時代劇だけを放送する唯一のチャンネル時代劇専門チャンネル (jidaigeki.com)

血槍富士 - Wikipedia

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再放送 ①5月17日(水)23:00~   ②5月22日(月)14:00~

制作 1955年 東映 (94分) 監督 内田吐夢 脚本 三村伸太郎

出演 片岡千恵蔵 島田照夫 加東大介 月形龍之介 喜多川千鶴 田代百合子

「槍持ちの権八(片岡千恵蔵)が仕える若様・酒匂小十郎(島田照夫)は優しい性格で、藩から江戸への長旅の途中で権八の足にできたマメにも気を遣って、休むように言います。だから、権八は若様をなにものにも代えがたい大切な主君以上の存在にも思っています。ところが、この若様はお酒が少しでも入ると,飲むのが止らなくなり、性格が一変します。藩を出るときに『若様には絶対にお酒を飲ませてはならぬ』と言われてきたのですが、若様はたまたま、大雨で他のいろいろな事情を抱えた旅人たちと同部屋になって、その人生を知り,どうしてもお酒を飲みたくなります」

(有料配信されています。無料体験鑑賞もあります)

 

(物語)天気のよい日、富士山が見える東海道をいろいろな旅人が通ります。酒匂小十郎(島田照夫)はまだ独身の若様で藩の役目で江戸へ向かっています。重要な役目で途中失敗のないようにと一緒に旅を命じられた槍持ちの権八(片岡千恵蔵)と源太(加東大介)は強く言われていました。何が失敗になるかと言うと、このご主人・小十郎は大の酒好きで、一杯飲むともう止まらなくなって、その後は気が大きくなる酒乱でした。酒をご主人に飲まれるのが失敗なのです。絶対にご主人が酒を口にしないように強く言われたのでした。

 東海道を江戸へ向かう道中をいろいろな人が一緒になります。身売りする娘とその父親、また、身売りした娘を引き取りに行く父親、ところがその娘はすでに死んでいます。女の売り買いを仲介する悪人、それを取り締まる役人、大泥棒、幼い娘連れの旅芸人、小僧、旅人の通行を止めてしまう自分勝手な大名行列などがそれぞれ小さなエピソードを作って物語をつなげていきます。

 道中であったいろいろな人の話ややり取りを見聞きして、小十郎はいろいろ考えてしまいます。世の中の無常、人々の無情を感じ、また反対に信じられない優しさや健気に生きている姿を見ます。そんな時に通りに出ると,大名行列が目の前をゆき,人々がひれ伏しています。武士の社会に矛盾を感じ、むしゃくしゃして、酒を飲みたくなります。どうしても飲みたくなります。そんな時に制止役の槍持ちの権八は旅芸人親子の相手をしていて傍にいません。源太と一緒に酒場に入ってしまいます。止める間もなく、酒を注文してしまいます。

 傍若無人の酔った侍5人が女を二人引きつれその酒場へ入って来ます。酔った侍たちは大きな声で威張りちらします。本来真面目で一本気なご主人はすでに酒が入ってしまっていて、言い争いになります。

 

名作です。(特に推薦します。)
    ブログ掲載日 タイトル
51   22.10.1 「ダンス・ウイズ・ウルブス」
52   22.10.11 「西部戦線異状なし」
53   22.10.21 「必至剣 鳥刺し」
54   22.11.1 「ダイ・ハード」
55   22.11.11 「岸辺のアルバム」(TVドラマ)
56   22.11.21 「タイタニック」
57   22.11.28 「遊星からの物体X」
58   22.12.1 「ラスト・エンペラー」
59   22.12.11 「マラソンマン」
60   22.12.13 「グレムリン」
61   22.12.21 「ハスラー」
62   23.1.1 「フラッシュダンス」
63   23.1.3 「ターミネーター2」
64   23.1.11 「それでもボクはやってない」
65   23.1.21 「宮本武蔵」
66   23.2.1 「ベンジャミン・バトンの数奇な運命」
67   23.2.11 「宮本武蔵第二部般若坂の決闘」
68   23.2.21 「ゼロ・グラビティ」
69   23.3.1 「鳥」
70   23.3.11 「宮本武蔵第3部二刀流開眼」
71   23.3.21 「ミンボーの女」
72   23.3.31 「生きる」
73   23.4.11 「宮本武蔵第4部 一乗寺の決闘」
74   23.4.21 「バグダッド・カフェ」
75   23.5.1 「血槍富士」