バグダッド・カフェ - Wikipedia

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原題 Out of Rosenheim 英題 Bagdad Café 1987/2008年 ドイツ (106分)

監督 パーシー・アドロン テーマ曲「コーリング・ユー」(ジュヴェッタ・スティール)

出演 マリアンネ・ゼーゲブレヒト CCH・パウンダー ジャック・パランス

「砂漠の中にバグダッド・カフェはあります。夫婦で経営していますが、旦那が何もしない人で奥さんはカンカンです。怒って追い出してしまいます。でも、奥さんもやる気がなくて、店の中は散らかり放題です。カフェなのに、コーヒーメーカーも壊れて使えません。一緒に働く若者もいます。ピアノを弾く男もいます。遊び好きな年頃の娘もいます。なじみの客もいます。でも、奥さんは自分の人生を嘆いて、涙が出ます。今、旦那を追い出したばかりです。すると、そこに太ったドイツ人の女が砂漠の砂の上をスーツケースを引きずって、『泊まりたい』とやってきます。」

1989年 第14回セザール賞最優秀外国映画賞受賞

(有料配信されています)

 

 

(物語)「デイズニーランド、パームスプリングまであと240キロ」とジャスミン・ムンシュテットナ-(マリアンネ・ゼーゲブレヒト)が運転席の夫に言います。ドイツからやってきて、レンタカーでアメリカを旅行中の50歳近くの夫婦です。喧嘩中です。妻はすごく太っていて、怒っています。夫に絶えられずに夫の頬を力一杯にひっぱたくと、自動車を降ります。夫は後を追わずに、走り去ります。砂漠で建物はなく、離れて自動車が走るハイウェイが見えます。ラスベガスからどこかへ続く砂漠の道です。

 ジャスミンは砂漠の砂の上をスーツケースを引きずって歩きます。やっと一軒のカフェとそのカフェに隣接しているモーテルを見つけます。そのカフェは「バグダッド・カフェ」との看板は出ていますが、ボロボロであちこち壊れています。でも、それしか見える範囲には建物がありません。女主人のブレンダ(CCH・パウンダー)が入り口で、肘掛け椅子に座って涙をこらえています。そんなことは気にせずに、ジャスミンは宿泊の申し込みをします。「本気なの?タクシー呼ぼうか?」とブレンダが聞きます。こんな営業してるかどうかもわからない汚いモーテルに本気で泊まると思えなかったからです。ジャスミンはタクシーは断り、小切手で宿泊代を先払いして部屋に入ります。

 女主人のブレンダはジャスミンの泊まる部屋に掃除に入ります。すると、鏡の前に刃を出した大きなカミソリがあり、部屋の中に干されている洋服は男物ばかりです。ブレンダは「この女はおかしい」と思い、保安官を呼びます。保安官がやってきてジャスミンにいろいろと聞きますが、危険人物ではない、と言って去ってしまいます。

 ブレンダが町へ買い物に行って戻ってくると、カフェの中が行く前よりもかなりきれいになって、ゴミもガラクタも片付けられています。「誰がオフィッスを掃除したの?」とブレンダは怒ってジャスミンに聞きます。ジャスミンはおどおどしながら「あなたが気にいるかと思って」と答えます。

 

名作です。(特に推薦します。)
    ブログ掲載日 タイトル
51   22.10.1 「ダンス・ウイズ・ウルブス」
52   22.10.11 「西部戦線異状なし」
53   22.10.21 「必至剣 鳥刺し」
54   22.11.1 「ダイ・ハード」
55   22.11.11 「岸辺のアルバム」(TVドラマ)
56   22.11.21 「タイタニック」
57   22.11.28 「遊星からの物体X」
58   22.12.1 「ラスト・エンペラー」
59   22.12.11 「マラソンマン」
60   22.12.13 「グレムリン」
61   22.12.21 「ハスラー」
62   23.1.1 「フラッシュダンス」
63   23.1.3 「ターミネーター2」
64   23.1.11 「それでもボクはやってない」
65   23.1.21 「宮本武蔵」
66   23.2.1 「ベンジャミン・バトンの数奇な運命」
67   23.2.11 「宮本武蔵第二部般若坂の決闘」
68   23.2.21 「ゼロ・グラビティ」
69   23.3.1 「鳥」
70   23.3.11 「宮本武蔵第3部二刀流開眼」
71   23.3.21 「ミンボーの女」
72   23.3.31 「生きる」
73   23.4.11 「宮本武蔵第4部 一乗寺の決闘」
74   23.4.21 「バグダッド・カフェ」