母べえ - Wikipedia

母べえ : 作品情報 - 映画.com (eiga.com)

(上記のリンクをタップすると、紹介した映画のサイトが開きます)

製作 松竹 2008年 (132分) 監督・脚本 山田洋次 共同脚本 平松恵美子 

出演 吉永小百合 浅野忠信 志田未來 坂東三津五郎 佐藤未來 でんでん 中村梅之助

「日中戦争の激しい昭和15年に父べえは思想犯として投獄されます。母べえも娘二人もいつか父ベえが帰ってくるとじっと我慢して待ちます。想像できない時代でした。昭和17年に父ベえは獄死します。それからも大変な時代は戦後もずっと続きます。母べえも年をとって、死期がやってきました。娘の照ベえは『やっと、父べえに会えるね』と枕もとで囁きましたが、母べえの返した言葉はそれに答えるものではありませんでした」

(有料配信されています)

 

 

(物語)昭和15年(1940年)の東京です。この家には「母べえ」(吉永小百合)「父(とう)べえ」(坂東三津五郎)姉の12歳になる「初べえ」(志田未來)と9歳の妹の「照べえ」がいました。父べえの野上滋は「家に帰ってきて、閉じた自分の原稿を母べえの前に投げ出します。「また、検閲にひっかかっちゃったよ。家賃はどのくらいたまっているんだい?」「3か月」「仕方ない、本を売るか」「いいわよ、そんなことしなくたって、なんとかなるわよ」と母べえは父べえの大切にしている本を売らせようとはしません。

 昭和15年の2月、家族4人が寝ている所に1台の自動車と警官と刑事が4人やってきます。「開けろ」と外から怒鳴られ、開けるとずかずかと入ってきます。父べえが「逮捕状はあるのか?」と聞くと、「そんなものはない。強制検束だ」と言って、本棚から本を投げ出します。娘二人は母べえに抱きついて涙を流します。「子供がいるんだ。少しは考えて下さい」と父べえが言うと、「うるさい」と怒鳴られて、突き飛ばされます。手を縄で縛られて父は連れていかれました。「母べえの言うことよく聞いて、お留守番するんだよ。父べえのことは心配いらない。必ず帰ってくるからな」と笑顔を娘二人に向けました。

 娘二人は次の日も普通に学校へ送り出されます。照べえが「父ベえは悪いことしたの?」と聞きます。「しない。悪いことなんて絶対にしない」。すると初べえは「じゃ、何で手を縛られていたの。悪いことした人みたいに」と尋ねます。母べえは父ベえを思想犯とはかけらも思っていませんでした。そして、尊敬し、愛していました。

 留置場は一室に5人から6人が留置されていました。母べえは翌日から面会に行きますが、面会はなかなか許されませんでした。母べえの父親は山口県の警察署の署長でした。上京してきた父親からは、父ベえとの結婚には反対だったこと、いずれは治安維持法で逮捕されると思っていたと言われます。でも、母べえの父べえへの気持ちは変わりませんし、毎日据膳で家にはいない父べえに、ご飯を出していました。

 ようやく面会が許されたのは留置場の職員室の窓から満開の桜が見えた頃でした。弁当と着替えを持って、照べえと職員室で待っていました。戸が開いて、やつれて、髭が伸びて、髪の毛もメチャクチャになっている父べえが見えました。照べえは父べえを見て、母べえにしがみつきました。びっくりしたし、怖かったのでしょう。

 

放送予定(興味をお持ちの映画名をブログ内で検索してください)
推薦度 放映日 曜日 開始時間 映画タイトル 放映チャンネル ブログ掲載日
2月24日 19:00 「ミザリー」 ザ・シネマ 23.1.6
2月24日 0:30 「コンテイジョン」 WOWOWプライム 22.10.19
2月24日 19:15 「トム・ホーン」 WOWOWシネマ 22.3.8
2月25日 12:30 「スティング」 ザ・シネマ 22.8.11
2月25日 15:30 「セント・オブ・ウーマン―夢の香り」(改訂版) ザ・シネマ 23.2.6
2月25日 18:15 「ボヘミアン・ラプソディ」 ザ・シネマ 23.1.4
2月25日 6:50 「セブン」 WOWOWシネマ 22.10.5
2月25日 19:00 「硫黄島からの手紙」 BS12(土曜洋画劇場) 23.2.22
2月25日 17:30 「ドリームプラン」 WOWOWプライム 22.11.30
2月26日 14:30 「宮本武蔵 第二部 般若坂の決闘」 時代劇専門チャンネル 23.2.11
2月26日 10:00 「グラン・トリノ」 ムービープラス 21.12.17
2月26日 10:15 「幸せの黄色いハンカチ」 WOWOWプラス 21.4.13
2月26日 18:45 「ライフ・イズ・ビューテイフル」 ザ・シネマ 21.12.4
2月27日 16:35 「空白」 NECO 22..4.7
2月27日 21:00 「ドライビング MISS デイジー」 NHKBSプレミアム 22.4.21
2月27日 21:00 「逃亡者」 WOWOWプラス 22.7.29
2月27日 18:30 「未知との遭遇」 WOWOWプラス 21.7.29
2月27日 18:45 「ミナリ」 ザ・シネマ 22.5.24
2月27日 23:15 「ワイルド・アット・ハート」 ザ・シネマ 23.1.25
2月27日 18:45 「明日の記憶」 WOWOWシネマ 21.11.28
2月27日 17:30 「恐怖の報酬(1953)」 WOWOW4k 22.11.6
2月27日 18:54 「ザ・ファン」 BSテレ東4k 23.2.23
2月28日 13:30 「交渉人」 ムービープラス 21.11.5
2月28日 21:00 「ターミネーター2」 WOWOWプラス 23.1.3
2月28日 15:00 「ディープブルー」 WOWOWプラス 22.8.4
2月28日 6:00 「ビューティフル・ボーイ」 ザ・シネマ 21.12.10
2月28日 5:00 「ザ・ウォーク」 WOWOWシネマ 22.11.29
2月28日 17:45 「沈まぬ太陽」 WOWOWシネマ 21.1.26
2月28日 19:00 「ソルト」 WOWOW4k 22.10.9
3月1日 4:55 「チャットー罠に堕ちた美少女」 WOWOWプラス 23.1.28