先日、確定申告の書類を書いている最中に気づいたのですが、私は東京都の特定不妊治療助成金+住んでいる区での助成金も貰えたので不妊治療費用の総額のおよそ半分の金額を国や区に助成してもらっていたのでした。
しかし、不妊治療をしている方のブログを拝見したところ、どうも
・所得制限のお陰で助成を受けられない
・そもそも、自分の住んでいる区に助成制度がない
という方も少なからずいらっしゃって、自分が住んでいる区によって治療費用に差が出てくるんだ!と驚いてしまいました。
そこで、東京都23区26市について、各自治体が不妊治療の助成を行なっているか調べてみました。参考にしていただければと思います。
(2013年2月現在 ※詳細は必ず各自治体に直接お問い合わせ下さい。)
●港区(ホームページ)
-1年度につき最大30万円(通算5年まで)所得制限なし!
※東京都より助成を受けている場合、東京都助成金を差し引いた金額が助成対象
→最大150万円の補助
●世田谷区(ホームページ)
-1回につき最大10万円(初年度3回、次年度以降2回、通算5年度計10回)
→最大100万円の補助
●千代田区(ホームページ)
-東京都の助成額の1/2(最大75,000円)※助成回数も東京都に合わせる?
→最大75万円の補助
●台東区(ホームページ)
-1回につき最大5万円(初年度3回、次年度以降2回、通算5年度計10回)
→最大50万円の補助
●杉並区(ホームページ)
-1回につき最大5万円(初年度3回、次年度以降2回、通算5年度計10回)
→最大50万円の補助
●練馬区(ホームページ)
-1回につき最大5万円(初年度3回、次年度以降2回、通算5年度計10回)
→最大50万円の補助
●八王子市(ホームページ)
-1回に付き最大5万円(初年度3回、次年度以降2回、通算5年度計10回)
→最大50万円の補助
●羽村市(ホームページ)
-1回につき最大5万円(初年度3回、次年度以降2回、通算5年度計10回)
→最大50万円の補助
●中央区(ホームページ)
-1年度につき最大10万円(通算5年まで)
→最大50万円の補助
●文京区(ホームページ)
-1年度につき最大10万円(通算5年まで)
→最大50万円の補助
●葛飾区(ホームページ)
-1年度につき最大10万円(通算5年まで)
→最大50万円の補助
●東大和市(ホームページ)
-1回につき最大3万円 ※助成回数も東京都に合わせる?
→最大~30万円の補助
●武蔵村山市(ホームページ)
-1回につき最大3万円 ※助成回数も東京都に合わせる?
→最大~30万円の補助
●品川区(ホームページ)
-自己負担額の1/2、最大10万円/年 通算5年まで 所得制限なし。
→最大50万円の補助
【要注意】品川区の助成制度は「一般不妊治療費助成事業」。つまり特定不妊治療(体外受精および顕微授精)のための検査費や治療費は助成の対象外です。適応されるのは、医師が必要と認めた不妊の検査、タイミング法・薬物療法・人工授精などの 一般不妊治療にかかる医療費となります。(ex.フーナーテスト/腹腔鏡検査/子宮卵管造影検査)
詳しくはこちら。
http://www.city.shinagawa.tokyo.jp/ct/other000039300/24-info-new.pdf
なんと23区・26市中、10区4市のみ実施。意外と少ないんです
品川区は所得制限なし!と謳っているので、素晴らしいなあと思っていたら体外受精・顕微授精は助成金の対象外のようです。そっちは東京都が助成してくれていますのでそちらをご利用下さいってことらしいです。まあ、人工授精をしている方にはありがたい助成ですね。東京都の特定不妊治療助成は、人工授精での治療費は助成対象外ですもんね。
こうしてみると、不妊治療中の方にとってありがたい区(一世帯における最大助成金額ランキング)は、
第1位 港区 (一世帯に付き最大150万円までの助成)
第2位 世田谷区(一世帯に付き最大100万円までの助成)
第3位 千代田区(一世帯に付き最大75万円までの助成)
ってことになるのかな。(千代田区の助成が東京都特定不妊治療助成金の受給回数と同じということ前提で)港区はその上、助成を受けるにあたっての所得制限なし。素晴らしいですね。ビバ港区ぶっちぎりでNo.1
私もこのランキングにランクインしているいずれかの区に在住しています。不妊治療をはじめるころに、よく調べもせず、偶然引っ越して来たんです。今思えばラッキーだったのかも(ちなみに引っ越す前の市でも助成はありましたが、今在住の区の助成のほうが手厚いのです)自分がこんなに恵まれた環境にいたなんて知らなかったです区には感謝の気持でいっぱい
■制度のない区・市
(23年度に終了)
渋谷区/目黒区/多摩市
(制度なし)
墨田区/足立区/中野区/江戸川区/北区/荒川区/新宿区/板橋区/江東区/豊島区/大田区/立川市/武蔵野市/三鷹市/青梅市/府中市/昭島市/調布市/町田市/小金井市/小平市/日野市/東村山市/国分寺市/国立市/福生市/狛江市/清瀬市/東久留米市/稲城市/あきる野市/西東京市
それにしても制度が終了した渋谷区、目黒区、多摩市。
なんとなく時代に逆行してるなあと思うのですが、財政難なんでしょうか?いーえ、多摩市はともかく、渋谷・目黒区はお金に困ってるイメージなんてないですよね。近年人気がある土地ですし。特に目黒区は私も数年(しかも2箇所!)住んでいたことがあるのですが良いイメージが全くありません(住民税が高い/数百億円もかけて豪華な区庁舎を建てたくせに図書館の蔵書を増やしてくれない/以前区長が自殺/意外と治安が悪い…犯罪に巻き込まれた/某東横線駅前のビル風による事故率高し/隣人との住民トラブルが数回あった←後ろの3つは私の個人的体験ですがね)今お住まいの方には申し訳ないですが、二度と住む気になれない区 No.1が目黒区 です私には敷居が高かったのかな~あんまり悪口言ってはいけないとわかっていつつも、目黒区にはいい思い出がないっ。
以上、まとめてみました。
治療中の方や、これから治療をはじめる方で引越しを検討されてる方などの参考になればと思います。
ちなみに、私の近況ですが、無事、現在妊娠7ヶ月に入りました。
ここまでなんのトラブルも無く、すくすく育ってくれて、ありがたいことです。
お腹にいる時から親孝行な子だなあと思う日々です。
まだまだ寒い時期が続きますが、みなさんもお体にお気をつけください。