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思いがけない展開となりました。
4月末日で閉店を決めて 最後のフィナーレを「光のタネ」の11人のアーティストによる作品で空間を飾って頂きながら 静かに幕引きを考えていました。
なのに、幕引き=幕開けとなったのです。
ルラポポは12年間 たくさんの出会いと笑顔をいただいて豊かな歩みを進めてくることができ 心から感謝しています。本当にありがとうございました。
愛着のある空間でしたが 私の幕引きをきっかけに壊され建て替えられるということを家主から聞かされ 気持ちを引きずることなく終わりを迎えられると思っていました。
それが本当に 思いがけない展開となったのです。
2転3転した結果 建て替えないことになったのです。・・・そして もしよかったら使い続けて欲しいと。
そんな時にルラポポで出会ったお母さんと娘さんが 「ルラポポやめるんですか? 」ととびこんできてくれました。
いっぱいおしゃべりしました。気がつくと何時間もおしゃべりしていました。
娘さんは 中学生の後半で学校生活につまずきました。
学校ってなぜ行かなければならないんだろう?
当たり前に学校に行くという行為が彼女には苦痛となりました。
そんな娘さんを見ているお母さんにとっても とても苦しい時期だったと思います。
学校に行くことをやめ 通信制に切り替えたことで 彼女は自分をとりもどしていきました。
そして今 思春期を脱して大人の入り口にさしかかっています。
まだまだ気持ちの揺らぎは大きいのですが 希望を見出し前を見つめて歩き出そうとしています。
明るくて輝きのある彼女に もっともっと笑顔でいて欲しいと思い、温めていた「宇宙工房」の構想を話しました。
話を聞いて 二人は「やりましょう」と飛びついてくれました。
ずっと胸の奥にひそめていた想いは 一人では実現できません。
一緒にやろうという人がいてくれて 初めて 地上に降ろすことができるのです。
そして 今 その想いが現実になろうとしています。
「クリエイティブ ベース」 これは彼女が 宇宙工房をイメージして名付けました。
創造的なことをする「基地」でありたいと。
そして彼女は 宇宙工房に「図書室」を作りたいと夢を描いています。
私は 宇宙工房の活動を 彼女のしたいことを支援する そこから始めたいと思っています。
そしてもう一人 もっともっと壮絶な成長の歩みを経験した娘さんがいます。
彼女のつまずきは小学生の高学年の頃からはじまりました。
私は彼女が3歳のときに出会ってから 遠くから彼女の成長を見守ってきましたが、それはそれは苦しい歩みだったと思います。
自分自身が見えなくなっていったのかもしれません。自分は何なのか、どうありたいのか、その戸惑いをしばらくは怒りの形でぶつけていましたが 中学生になるのをきっかけに部屋に閉じこもってしまいました。
家族を含めて外部との一切の交流を絶って 一人の世界に入り込んでしまいました。
それは見事なほどの引きこもりでした。
お母さんは悩み、苦しみ、葛藤し、そして彼女のありのままの存在を認め慈しんでいくということ、そこに居てくれることを「ありがとう」と思えるように お母さんが変わっていきました。
実際に顔を合わせてその気持を伝えなくても 同じ空間にいることで 見えない気が充満し彼女に届いていったのかもしれません。
長い年月がかかりましたが 彼女は17歳のある日 突然部屋からでてきました。
なんと嬉しいことでしょう。彼女は自分で乗り越えたのです。
それからは 徐々に親娘の関係は修復され 今ではお母さんと一緒に出かけられるようにもなっています。
そして なんと その親娘もルラポポに顔を見せてくれたのです。
お母さんと一緒なら何かやりたいという気持ちになっている彼女を 私は応援することにしました。
ルラポポの1階スペースは 親娘が協力して始める飲食店になる予定です。
2階は宇宙工房の活動拠点として これからいろいろ考えていきます。
宇宙工房の活動の根幹に {子供たちをサポートする} ことを置きたいと思っています。
私たち大人は現在を築き 未来を担うのは子供たちですから。
子供たちが生き生きと笑顔で喜びのある活動をするためには サポートする大人の愛と笑顔が必要だと思っています。大人が輝いていたら 子供たちはあんな大人になりたいと思うはずです。
なので大人も楽しんで参加しサポートする宇宙工房でありたいと願っています。
おかげさま お互いさま と 分かち合いの精神を盛り込んで クリエイティブベース 宇宙工房ポポ を歩みだします。
何をしようかな? 何ができるかな? 子供たちに美味しいおやつを作ってあげようかな? 一緒に絵を描こうかな?
考えただけでワクワクしませんか?
私はこんなことができる、私はこれが得意という人はもちろん、何ができるかわからないけど面白そうという人も。
活動の趣旨に興味を持たれたり賛同される方のご参加やご協力を求めます。
運営スタッフとして、あるいは応援団として ぜひ名乗りを上げてください。
営利目的ではありませんので 報酬をお出しすることはできませんが 子供たちの笑顔をプレゼントいたします。
ご承知の上で宜しくお願いします。
あまりに嬉しくて 感動して その手紙を大事にしまいこんでしまい、そうしている内に時は流れ 早くも霜月を迎えようとしています。
我が家から見える富士の山は 白い衣装に衣替えしました。
ドイツは日本より寒く、冬の色合いが濃くなっている頃でしょうか?
ドイツからの手紙は本当に素敵で、自らを磨き高めていく向上心溢れる内容に満ちていました。
小学生のための活動の場「土と光のむら」で出会った少女。
学童期の殆どをその場所で楽しんで過ごした彼女は その学童期の終盤に 人生最大の悲しみを味わいました。
愛する人を失う辛さは大人でも耐えがたいものがありますが、まだ幼い女の子にどれほどの辛さをもたらしたかと思うと、心が締め付けられる思いがいたします。
そんな彼女を暖かく包み込んでくれたのが「土と光のむら」だったかもしれません。
自分らしくいられた場所。仲間と共に笑い活動した場所、
彼女はそこで仲間と戯れ、仲間と共に過ごす楽しさを味わったのではないでしょうか。
求められることに応じるのでなく、自らの中に沸き出る好奇心、興味、そして憧れ、それらを原動力としてやりたいことを見つけ 挑戦し、自らを高めていきました。
「土」は 豊かさを湛えた愛情たっぷりの居場所。「光」は 憧れを持って模倣し学べる 大人の姿。
その二つが子供たちを豊かに育んでいきました。自分の心が動き出すまで待ってくれる場所は居心地良く、笑顔溢れる育ちの場所となり 共同も自律も培いました。
彼女の成長に寄り添い 暖かく包み込んでいたのも むらの仲間とその大人たちでした。
寄り添いあえる人がいることで、人は励まされ、心を支えられ、成長を助けてもらえる、小さい時は尚のこと、そんな存在か必要なんだと思います。
私もそのひとりにしてもらえたことを感謝しています。
少女は成長し、大学の卒業を前にして就活に身を委ねられず、進路をどうすべきか迷って相談に来てくれました。
子どもと関わる仕事がしたいと言う彼女に、シュタイナー教育の学びを勧めました。
そして
むらで光となってくださった宇佐美先生の紹介で ドイツのシュツットガルトのユーゲントゼミナールに入学を決め、単身、ドイツへと向かったのです。
それからますます、学ぶことの喜びを深めているドイツからの手紙は、老いを纏っている私の心に爽やかな風を送り込んでくれました。
希望に満ちた手紙を皆様にもご紹介したくて、本人から許可をいただき、ブログ投稿させていただきます。
☆☆☆☆ ドイツからの手紙☆☆☆☆
ご無沙汰しています。お元気ですか?
ついにこの夏 ドイツの幼稚園 学童教諭の免許課程とシュタイナー 教育課程を
終了して 国家試験も合格したので ご報告したくて手紙を書きます。決して楽ではなかったけれど、とても楽しい期間でした。
勉強すればする程、もっとしたいこと
知りたいことが増えて、あれ!いつからこんなに勉強好きだったっけ!と不思議です。
ここ3年間、年の3分の2くらい通わせてもらった実習先に9月から就職することも決まりました。このクラスは3歳から12歳までのドイツでも珍しい縦割りクラスで 幼稚園から小学生まで幅広い年齢層と関わりが持てて 毎日がとても刺激的です。幼児教育も学童教育も興味があったから、ピッタリなクラスに出会えて幸せを感じると同時に しっかり学んで役に立ちたい思う責任感でいつぱいです。特に学童教育について考える時、私にとって基盤というか理想になっているのは、自ら子どもながらに経験した「むら」での思い出で、それはやつぱりたくさん本を読んだり授業を受けて知識がちょっとついた今でも変わらなくて、小学校の時あの場所に出会ってなかったら、私は今ドイツになんて居なかったのかも、と思うと、感謝しても仕切れません。
今本当にしたいことをしていると胸を張って言えるから尚更です。
ドイツに来てもうすぐ5年経ちます。時間の流れがどんどん早くなっていく気がするけれど、振り返ると自分もちょっとずつだけど
時と共に成長できている気がします。
視野が広がったのはもちろん、考え方やモノの捉え方が多様になったと思います。でもまだまだココでやるべき事がある気がするので、もう少しドイツで経験を積んで勉強しようと思います。
そしていつか、私も 土と光のむらのような場所をつくりたいです。
また日本に帰ったときにかおを出させてください。
その日を楽しみにこちらで頑張ります。
笹井先生もお身体にお気をつけてお過ごしください。
☆教育者の道を歩んでよかったと 幸せに思える手紙をありがとうございます。
ゆうきちゃん、これからも明るく笑顔で、子どもたちの光となってください。ずっと応援しています。
確かに そこなら安全ですね
こんな 殺風景な駐車場の中に
あなたの可憐さは不釣り合いですが
そこにあなたがいてくれるのが
嬉しくてたまりません
それにしても頻繁に出入りする車に
一歩間違えれば
踏まれたり 潰されたりしかねない
そんなところを選ぶなんて
やはり無謀だなと思いました
でもあなたが選んだのは 側溝の中
目立たずとも 誰に邪魔されることのない
自分の居場所
多少居心地が悪くても
きっと安らげる場所なんでしょうね
私はあなたを見た時
乾き切った喉を水で潤すような
清涼さを 感じました
朝には咲いて 昼には萎んでしまう
儚い運命の花だとしても
瑞々しく 美しく
命の一瞬の輝きを ただ一心に咲かせるだけ
誰かに褒めてもらおうとか
認めて欲しいなどという我欲もなく
ただ 一心に咲いて散る
そんなあなたの姿を見つけることができた私は
今日の空が どんよりと曇って
あなたほどの美しさを見せていなくても
私の心に 晴れやかな青空が広がって
潤されていきました
そして
「尊敬」という花言葉を心に刻んでいます
もう、7年も前のことになりました。
大好きな兄と会えなくなるかも知れないという思いがして、その夏、姪と一緒にブラジルに行ったのです。
案の定、兄は弱っていてあちこち出歩くことができにくくなっていました。
なので滞在中はもっぱら兄の家の庭で、バードウオッチングにあけくれたのですが、それがどこかに出かけるより楽しくて、朝から夕方まですつかりハマってしまいました。兄と鳥たちの話をして毎日笑って幸せでした。
そしてその4ヶ月の後に、大好きな兄は旅立っていきました。季節は冬、12月の寒い日でしたが、ブラジルは夏になろうとしていたのです。
7年前の投稿から
バードウォッチングの醍醐味ハチドリ撮影、楽しかったー。毎日毎日飛んで来てくれるので大満足。4種類くらいは来ていたようです。花の蜜を吸っているところを狙っていたら、目の前で小さな虫を空中捕獲するのを目にしました。毎日カメラを構えているので警戒心を解いたようでした。ハチドリの好きな色は赤、でも桜の色も好きみたいでしたよ。ナスカの地上絵にもハチドリの絵がありますね。一度見てみたい。白いお腹の鳥はもしかしてツバメかも?でも羽の羽ばたき具合はハチドリのようなんだけどな。写した本人も分からず…。
ハチドリと兄との思い出に浸って、今日も幸せな1日になりました。





