5月17日(月)有楽町朝日ホールにて。昼の部・夜の部に参加しました。
出演:荒牧慶彦さん・玉城裕規さん/MC:立川志ららさん
この公演を見た方々にはこの気持ち解って頂けるかと思いますが、いやはや「斬新!強烈!エキセントリック!」でした!玉ちゃんとマッキーは多分落語やったことなくて、事前に台本ぐらいは渡されているか、そうでなくても演目ぐらいは知らされているんだろうなぁと想像していたのですが、まさかの高座に上がる直前に台本を渡されるというスタイル。驚きです。稽古を一切せずに落語をやる状況なんて見た事が無いので(玉ちゃんとマッキー程では無いかも知れませんが)客席に居るだけの私も何故か緊張しました(笑)
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第一部はトークコーナー。
玉ちゃんとマッキーの落語体験は「子供の頃の芸術鑑賞会で少々」「テレビドラマを見て少々」といった風。落語について何でも質問をどうぞと言われた二人、質問の内容が個人的にはかなり斜め上で(「えっ?そこ気になるんだ!」と言う驚きがあって)面白かったです。何て言うかもっと、小道具とか仕草の話するんだろうなって平凡な予想してました(笑) 志ららさんのMCも本当に凄くて、二人が何気な~い発言するとそれを見逃すことなく拾って落ちを付けて剛速球で投げ返してくるのが面白くて、面白くて。出囃子の話題と普段着の話題で「たま」が活かされていたのは滅茶苦茶笑いました!
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15分の休憩を挟んで第二部。
演目は「ちりとてちん」(昼:玉/夜:牧)と「壺算」(昼:牧/夜:玉)。
どちらも解りやすい落ちのつく面白いお話です。落語が初めての二人の為に、志ららさんが言い回しを現代風に細かく変えて下さっていました。二人ともマクラで(と書いた所で思い出しました、マクラのやり方は休憩時間に志ららさんから習ったのでしょうか?)「失敗しても大らかな気持ちで見て下さい」みたいになっていたのがクスッと笑えるやら、こっちも緊張するやら。
しかし一度話が始まれば、二人とも凄い凄い。玉ちゃんはメリハリある身振り手振りを付けてお話を盛り上げ、マッキーはスピード感あるのに凄く聞き取りやすいお芝居で不思議と耳が楽。こういった前代未聞な企画ですから、噛みや読み間違えもありましたが、ステージに居るのは演者がひとり。ミスも全て自ら回収してスリリングながらも進む進む。1回の中でも後半に向かって技術がどんどんブラッシュアップされてゆく様子も即興ならではの面白さと感動がありました。
昼の部と夜の部で、演目を取り換えて二人の落語が見られたのもとっても良かった。過酷な設定の中で、それぞれ「昼の部で彼はこうやったけど自分はこうやろう」といった意欲も感じつつ、さっき聞いたお話がまた別物に感じる楽しさも存分に味わえました。
今回は面白い落ちのあるお話でしたが、もし今後もこの企画が続くようなら(続いて下さいー!)しっとりとした人情噺等も聞いてみたいですね。あと染様もいつか絶対に巻き込んで頂きたい(笑)
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私の落語経験は見る・聞く専門で、飛行機の機内放送は落語を選んだり(最近全然乗ってませんが)一時期落語に興味持った頃テレビでやってる落語を片っ端から録画して見たり、生でも時々(本当に時々で友達が誘ってくれた時など)見に行ったり、です。
その程度の経験値ですが、落語面白いですよ。終演後の帰路で思ったのですが、今回の企画に参加した人達と落語、親和性高いと思います。
まず「落語はお話がほぼ確実に面白い」。面白いからこそ長い歴史の中で生き続けている。なので、ストーリーつまらなかったら嫌だなって心配はほとんどしなくていい。
あと「同じお話を何度も見る」楽しさが体に染み込んでいる人には身近なジャンルだと思います。ひとつの演劇作品について、何度も劇場に通う、Wキャストの場合は両方見る、DVDやBlu-rayを買って何度も見る、キャス変した再演も見る、ということが「よくある事」ならきっと落語も似た感じで楽しめるんじゃないかなぁと。同じお話を同じ噺家が演じても日によって見どころ・聞きどころに変化を感じたり、噺家が変われば印象が大分変ったり、そういう楽しみ方ができる娯楽だと思います。
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感想は以上です。何だか書いてたらもう一度見たくなってきました(笑)
5月23日(日)23:59まで下記で配信されているようなので、当日行けなかった人で興味持たれた方がいれば是非見て欲しいです。色々と衝撃的です。おすすめです。
◆明治座プレミアム倶楽部 ※要有料会員登録
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◆streaming+ ※販売は5/23(日)21:00まで
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別件で今月はあと1回、落語行きまーす。な、なんと西田シャトナーさんが落語やります。☞ https://www.lol-w.com/hr2021/

