◾︎憧れられたい。
いつも一生懸命。
子どもに尽くす。
部屋は清潔。
食事もこだわり。
いつも笑顔。
服は地味に。
動きやすいペタ靴。
爪は短く清潔に。
薄化粧。
髪は１つに纏めて。
いつも穏やか。
飲みになんて行かない。
子どもを置いて出かけたりしない。
いつも側にいる。
一人で頑張る。
自分の事は後回し。
だよね？
障がい児のお母さんって。
私。
そんな型にはまるの、絶対に嫌でした。
「神様に選ばれた？
冗談でしょ！！」
って！
私は選ばれるほどの器じゃないし
仮にそうだとしても
選ばれたからといって
「障がいのある我が子を立派に育てる事。
それが私の人生です。」
で、私の人生終わりたくない。
終わってたまるか。
そう思ってます。
わたしはそのために生まれたんじゃない。
わたしはわたしの人生を生きるために生まれたんです。
誰かの人生を背負い、歩む辛さを
わたしは知っています。
子どもの頃そうだったから
だから余計にそう思うのかもしれません。
それは子どもにとってもきっと同じで
勝手にあなたのためとか決めつけられて
ずっとぴったりそばにつかれたら
たまらない。
我が子を支え
我が子を愛し
我が子を守る。
それがこの上ない幸せだと
心から感じる瞬間、あります。
でも、それが全てかと聞かれたら
私は違います。
違うという事が
冷たいとか無責任とか
思われる事も想像出来ます。
でも、私は違うもん。
本当はもっと一人の時間が欲しいな。
本当はヒールで歩きたいな。
本当は爪を伸ばしてネイルしたいな。
本当は大声で叫びたいな。
本当は疲れたって言いたいな。
本当の私は…
言いにくいんでしょ？
やりにくいんでしょ？
本当はやりたいのに。
本当は言いたいのに。
だったら私、やります！！
だから私を見て
なんだあの人。
チャラチャラして。
障がい児の親なのに。
でも、
あの人やってるんやったら
私ももしかして
やって
ええんちゃう？
そう思って欲しい。
私を見て
良いなぁ。
ああなりたいなぁ。
私もやってみたいなぁ。
って、思って欲しい。
やってええねんで。
自分のこと、大切にしてええねんで。
子どもを大切に思うのと同じくらい
自分の事、大切にしてええねんで。
そう伝えたい。
「いい母でいなくちゃいけない。
だって私は選ばれた人間なんだから。」
そう思う事で、自分を奮いたたせ
そしてぐるぐる巻きになってる人を
私は沢山見てきました。
そう思わないとやりきれない思いもあるから。
その気持ちはわかるつもりです。
だから私は
やりたいことをやって
着たい服を着る。
そんな勝手な親を見て
「ほんなら俺も好きなことやろ。」
って、息子も今度パラグライダーに挑戦します笑
私が彼に見せたいのは
一生懸命尽くす親ではなく
一生懸命生きる親。
それが私のスタイルです。
だから今日も私は
障がい児の親らしからぬ
2児の母らしからぬ
チャラチャラしています笑
あなた達のために頑張ってるのよ。
なんて、絶対に言いたくも、思いたくもないから！
「織恵さんみたいになりたい。」
心が今よりもちょっぴり自由になる。
もしも私との出会いが
そんなきっかけになれたら
幸いです。
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働く女性のファッションカウンセラー
畠山織恵