とは言っても、色っぽい話にはとんと縁がないので、そういう話ではないのですが…(苦笑)



この度、事務所を辞めました。
先週の4/20(金)が最後の出勤日でした。



と言うのも、4年越しの転職活動が漸く実ったのでo(^-^)o

新しい職場は目白の、やはり特許事務所です。

4月に有休が新たに付与されたので、すべて消化させて貰い、新しい職場には5/21から出勤します。

休みの間に通院&休養をして、今の職場で悪くなって身体をしっかりとオーバーホールしたいと思ってます。


この年齢でまた新しい場所に移るのは、肉体的にも精神的にもパワーが必要で、正直迷いました。


でも、
給料が上がる見込みがない。
退職金制度もなくなった。
1度目を付けられたら相談しても何もしてくれない。
提案しても理由分からないまま流される。

人がいる時は肩たたきしながら居なくなると都合よくこき使う。

何より、人間的には悪い人ではないかも知れないけど、上司として全く信用も尊敬もできない人の下で働き続けることほど辛いことはなかった。


なので、4年前から密かに転職活動を始めました。

履歴書送ったのは70社(所?)以上になるでしょうか?
40過ぎてからの転職活動は本当に厳しく、書類選考で落とされるのが大半。

面接に行ってみたら、何か雰囲気が合わない所や、漸く内定が出ても条件が合わなかったり…


この1年は書類選考で落とされ続け、自分は必要のない人間なんじゃないかと卑屈になり、観劇してパワーを貰っても、翌日出勤すると1日でストレスがMAXになって、遂には身体のあちこちが悲鳴を上げ始め、でもすぐに病院に行くお金もなく、観劇をゼロにしたら辛うじて耐えている心が完全に参ってしまいそうで…

そんな悶々とした日々をひっそり過ごしていました。


でも、諦めなければ光が射してくるんですね!


今年の2月になってから立て続けに面接が3つ入って、その内の1つに、今以上の条件で決まりました(^O^)

それが1年半前に履歴書を送ってダメだった所からオファーがあり、半信半疑で行ったら、規模は小さいけど、凄く温かい雰囲気の職場で、所長も尊敬できそうな人で、良い条件で是非にと言ってくれたので決めました。



今までの事務所は、半年の転職浪人中に前の所長に拾って貰い、でも前所長が高齢のために、天下りのような一番の客先から実務経験のない現所長が突然やって来て取って変わった事務所でした。

前所長は特許のとの字も知らなかった自分に、知識は勿論、心構えも一から丁寧に教えてくれ、自分で事務所を起こした方なので、事務の大変さも細かい手続きも全て知ってる、誰よりも仕事をする、尊敬できる方でした。


現所長は実務経験がないから頭でっかちで何も分かってなく、理想論を弁じる割には、自分が言ったことが何も出来ておらず、面倒な仕事は全て他に押し付け、若い弁理士の教育を事務員に頼んでおきながら、自分の手際の良さを吹聴するような人でした。


初めのうちは一々頭来てたけど、そのあまりの酷さに呆れ果ててしまって…



一度ダメだと思ってしまうと、おべっか言ってニコニコ立ち回れない性格で…もちろん大人ですから、仕事には支障がでない程度に報連相はキチンしますが…(苦笑)



それに、所員も決して仲が悪いとかギスギスした感じがあるわけではないけど、所長がそんなだから、表面上は協力するようにみせながら、結局自分の都合最優先。

まぁ、人を気にする必要がないからある意味楽だけど…でもね…(苦笑)


そのうえ、古くから勤めて来た人を中心にこの7年で7人が辞め(と言うか辞めさせられ)完全に新しい体制したいと言うのがみえみえだったので、自分としても良いタイミングだったと思いました。


まぁ、そんな職場だから辞める事になっても誰も仕事を引き取ってくれる訳でもなく、最終日まで普通に仕事をこなしながら、合間で引き継ぎして、ちょうどお茶当番の週だったから、給茶機の水汲みをして、コピー機の給紙をして、来客があればお茶出しして、最終日も20時半まで仕事と片付けしながら皆を見送り、最後まで残業していた副所長に挨拶して帰って来ましたf^_^;

ある意味自分らしい終わり方だったかも…(笑)



気がつけば10年半。今までの中で一番長く勤めた職場。

ファイルも書類もデータ捨て、デスクもロッカーも綺麗に掃除して来ました。


本当にキレイさっぱり、やりきった感さえあります。


「桜梅桃李」
「冬は必ず春となる」


こんな自分を必要としてくれた新しい職場。

自分の選択を信じて、ちゃんと恩返しができるよう、最後までしっかりと勤めようと思っています。


初のアメブロが重い内容になってしまいましたが、とりあえず近況報告でした~(笑)