本日の解説は…

2013年作…
No.245…「赤ん坊」

完全オリジナル作品…


この絵は…なんて言おうか…

ちょっと前に…
「モンスターの歴史」って本を買って…

身体的障害への理解が…まだされてなかった頃…
理解って言うか…医学的に分かって無かったころって言うのか…

一部の障害者の人たちが…「モンスター」と呼ばれると言う…
哀しい時代が有って…

正直…今でも障害者への理解度は…
見世物小屋があったあのころと…なんら変わってないと思うし…

自分だって…理解してるのかって言ったら…
自信はないけど…


そのころのことが…項目ごとに書かれてる…

「モンスターの歴史」って本に…


その中に…

「水頭症」の話も書いて有って…
頭が大きな子供の絵が描かれてた…

「水頭症」のことは…前から知ってたし…
TVではあったけど…「水頭症」の子供も見たことはあったから…

症状や絵に関しては…驚くことは無かったけど…

「モンスター」として…この本に出てることにショックを受けた…

もちろん…
「病とされる前は…」って話でなんだけど…

それでも…ショックだったのは変わりなく…

どうしても…
それをテーマに絵を描きたく成った…


ただ…

「水頭症…可哀そうだよね…」って描き方は…したくなかった…

五体満足でも…可愛そうな人たちはいっぱいいる…
それこそ…自分と見た目が違う人たちを…「モンスター」って…呼ぶ人とか…

自分も怖いなって思う事は有るし…
「怖い」って思う気持ちは…一種の防衛本能だとも思ってる…

でも…怖いから攻撃するは…やっぱり違うんじゃないのか…

だって…襲ってきてないのに…
なんで攻撃する…

訳が分からない…


そんなことを思ってたら…だんだんムカついてきて…

「じゃあ…皆が望むようにしよう…」と思って…
斑に毛を生やしたり…耳を無数に描いたりして…

「望む形」にしました…


どうですか…

楽しいですか…


それは…良かったです…


はい…そんな訳で…

本日の解説は…
No.245…「赤ん坊」でした…



では、さいなら…



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