（ＮＨＫより）
今朝のＮＨＫ朝ドラ 、『カムカムエヴリバディ』は、とてもドキドキし、ホッとした。同時に涙も込み上げた。
主人公るいが、トランペッターのジョーに、コンテストの衣装を選びにきた洋装店で、「一緒に東京で暮らしてほしい」と求婚された。互いに惹かれ合う２人だが、るいは、「有名になったジョーのシャツを洗濯をしたことを自慢します」とか「ジョーの生の演奏を聴いた」とか「ジョーがレコードを出したら絶対買います」とか「私、大阪とここの洗濯屋さんが好きなので、大阪を離れません」とか、心にもない言葉で、自分の本心をごまかす。
るいは、子どもの時、交通事故でできた、額の大きな傷痕、この傷で、互いに心寄せていた青年弁護士にも去られた過去があった。
そして、逃げ込んだフィッティングルームで、追いかけてきたジョーに、前髪を上げて、鏡に自分の傷痕を見せることで、言いたくない知られたくない自分の本心を知らせた。
そして、ジョーは、るいを抱きしめて・・・。２人は結ばれた。
to be continude。
良かった。ホッとした。嬉しかった。
そして、３０年程前に聴いた、人権研修の講師の方の言葉を思い出した。
被差別部落出身の方で、ご自身の生い立ち・体験を、語っていただいた。
最後にこう締めくくられた。
「今日、私が喋ったことは、本当は一番話したくないこと、一番知られたくないことなんです。でも、人間って、一番話したくないことが、一番話したいこと、一番知られたくないことが一番知ってほしいことなんです」と。
心に落ちた。
「一番話したくないことが一番話したいこと」に、「一番知られたくないことが、一番言いたいこと」に転嫁するような人と人との信頼関係が成り立つような社会になってほしい。そんな社会に少しでも貢献できればと思う。
ＮＨＫ朝ドラ『カムカムエヴリバディ』、この後の展開も楽しみ。