さて、どっから手をつけていいのか
サッパリわからない…というのはウソで、
第1弾はこれに決めていたのだ。
それは《ドーメル》×《メンズビギ》の新作スーツである。
今季で2シーズン目のコラボ。
ところで《ドーメル》とは?
変革する至高の服地メーカーである。

1842年、英国から毛織物を輸入し、フランス国内で販売する服地商として出発。
今年2017年に創業175年を迎えたドーメルは、フランスのエスプリとエレガンス、英国の伝統と格式が同居する、伝統と革新の高級服地ブランドである。
それは、先週あった新作大量納品の前日のこと…
ドーメル・ジャポンの営業部長光石氏が、当店を訪れたのである。
昨シーズンに続き、2回目のご来店だ。
最初に訪れた時、
その隙のないスーツの着こなしや眼光の鋭さから、ただ者でない雰囲気を感じた私は、もしやMI-6(英国秘密情報部)から送り込まれたスナイパーかと思ったほどである。(全く身に覚えはないのだが…)
じわじわとにじり寄ってくる同氏に、
私は後退りした。
さらに、話し掛けようとする同氏に、
私は身を硬くし次の言葉を待った。
ポケットに手を入れたら、逃げようと思ったぐらいだが…。
「ドーメル・ジャポンの光石と申します。この度、御社のスーツに生地を提供することになり…」
いい人だ…。
物腰の柔らかい丁寧な口調から、
身の危険が遠のいたことを察知した私は、
己の馬鹿げた勘違いを呪った。
もちろん、そんな表情はおくびにも出さずに。
そして、わざわざ店頭にまで足を運び、
直接現場スタッフにドーメル製品の説明をされる姿に、私は感銘を受けたのである。
アパレルメーカーにはたくさんの取引先があるが、基本的にメーカー本社の担当部署がそれぞれ対応している。
私も長くこの仕事をしているが、
新規の取引先の部長クラスが
自らショップに足を運び、熱の籠った説明や資料まで持参されるケースは稀である。
しかも相手は゛世界のドーメル゛だ。
あの、映画007でジェームスボンドが着ているスーツもドーメル製の生地なのだ。
さて…
今回で2度目の訪問となった光石氏。
さすがに今回は、もうスナイパーには見えなかった。黒い革手袋もしてなかったし。
(あ、前回もか…)
2度目だから、最初から打ち解けた雰囲気である。
よくよく話をしてみると、同氏は以前(株)ビギに10年ほど在籍していたことが判明した。
さらに、入社は私の一期先輩だったのだ。
ちなみに(株)ビギは、(株)メンズビギ
とは別会社だが同じグループ企業である。
急に親近感が湧いた私は、
是非ブログに登場して欲しい!
と無理なお願いしたところ、
快く承諾して頂いた。

一人では恥ずかしいということで、
店長の中西とのツーショット。
もちろん右側ではない。
この日の私は作業が多く、
トレーナーにジーンズ、スニーカーという゛後ろ姿高校生゛状態だったので、ツーショットは遠慮した。
こうした経緯もあり新作紹介第1弾は、
袖の下を貰ってもいないのに
《ドーメル》にすることにした…って、
まだ何も紹介してなかった⁉
続きは次回の更新で!
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「Laura Nyro」
゛Stoned Soul Picnic゛
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メンズビギ マルイシティ横浜店 GMより
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