イチゴミルク

二週間前に私が片思いしてる彼女に「赤点取らなかったらジュースおごるよ」と言った。
先週テストが終わり彼女は赤点を一個も取らなかったのでジュース奢るから彼女のクラスの前で待ってると連絡をした。二人で会うことも初めてで、話したこともないので実際に会うととても緊張してしまった。
自動販売機の前で私が「何飲みたい？」と彼女に聞くと
「イチゴミルクがいいな」と言った。あまりの緊張でお金を出す時も手が震えてしまった。
自動販売機から教室に戻る時にやっと彼女と話せた。
彼女は話す時もこっちを見てくれて、こんな間近で彼女の顔を見れるなんてとても幸せな気分だった。
しかし、彼女には彼氏がいるので彼女に奢ったイチゴミルクのような甘酸っぱい複雑な気持ちになった。