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どうして虐殺のような出来事が起きるのか、王子には簡単に理解できた。
人間は、物事を直感で判断するからだ。
しかも、その直感は、周囲の人間たちから大きな影響を受ける。
王子が本で知った、有名な実験があった。
大勢の人間が集められ、ある問題が出される。
正解が分かりやすい、問いだ。
一人ずつ順番に答えていき、誰がどう回答したのか、全員に分かる仕組みになっている。
が、実はこれは、その中の一人のみが実験対象で、残りの全員は、わざと誤った回答をするように指示を出されているのだ。
すると、どうなるか。
その、唯一、「自分の意思で正解を選べる」人物は、三回に一回は、他の人間たちの「誤った回答」に同調した。
被験者の四分の三が自分の正しい判断を一度は捨てた。
人間は同調する生き物なのだ。
似た実験は他にもある。
それによれば、人間が同調しやすくなるのは、以下のパターンだという。
「その判断がとても重要で、しかも、正解がはっきりしない、答えにくいもの」の場合だ。
その時、人は、他人の意見に同調しやすくなる。
答えが分かりやすいものの場合は問題ない。
人は自分の答えを信じられる。
判断の結果がさほど重要ではない問いについても、大丈夫だ。
気軽に、自分の答えを口にできる。
つまり、こう考えられる。
人間は、おぞましい決断や倫理に反する判断をしなくてはならない時こそ、集団の見解に同調し、そして、「それが正しい」と確信するのではないか、と。
それを踏まえれば、虐殺が止まらないどころか、推進されていくメカニズムも理解できた。
彼らは、自分の判断ではなく、集団の判断こそが正しい、と信じ、それに従っていたに違いなかった。
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いろいろ考えさせられる内容です…
伊坂幸太郎さんの「マリアビートル」という小説から。
伊坂さんの小説を知った経緯は、加瀬さんの出演映画が「重力ピエロ」で…
映画を見る前に原作を読んだのが始まりです。
私が、ユチョンを知るきっかけは…加瀬亮さんとユチョンて似てないですか?という質問を見つけて…
「ユチョンて誰だー!?」で、興味を持ちました。わー純粋じゃねぇ!!(笑)
で、しゃべくり見て、やられました(≧ε≦)
で、「重力ピエロ」見たら…
お父さんに問い詰められシーンの加瀬さんが…
ユチョン!!←映画館で悶えました…(笑)
それから伊坂さんの小説を読みようになりました。全部はまだ読めてないんですが…
全小説ガイドブックまで買って…
小説嫌いな私でも読める!!←え…







