こんにちは。
今回の記事も前回に引き続きはさみについて記載していこうと思います。
前回も話の出た握り鋏(にぎりばさみ)についての記載をしていきます。
握りばさみは6世紀ごろに中国から伝わったと考えられています。
また、この年代からの出土例もあり有力な説となっています。
金属製のものと木製のものが作られていたようです。
ただ、現代と同じく握りばさみの用途は限定的で、
この当時も職人や華道など一部の職からの需要しかなかったと考えられています。
握りばさみとはかしめを持たない鋏のことで構造としては1つの細長い金属板の先端に
刃がついたものをU次に曲げてそれをばねにして自動で開くようになっています。
また、この握りばさみは現在ほぼ日本だけで使用されていますが発明は日本ではありません。
用途もかなり狭く裁縫などの糸切狭か飴細工用の鋏であったりとかなり限定されたものになっています。
握りばさみはその名前の通り、切断時に握りこんで切断するものとなっています。
なので力を加えず置いている状態だと刃は開きっぱなしになっています。
メーカーによっては安全のためにカバーがつけられたり刃先を覆うキャップが取り付けられたりといった工夫がされています。
