約250万を7件の借入先で借金していた、いわゆる多重債務者の私は、

昨日、司法書士事務所に相談に伺い、任意整理を依頼いたしました。


A社  27.0% 50万  7年間
B社  28.5% 41万  3年間
C社  29.2% 60万  5年間
D社  25.5% 50万  3年間
E社  18.0% 18万  2年間

F社  15.0% 10万 1年未満
G社  28.8% 30万 1年未満


家賃や食費などに充てる為に借りた数万から、返済のための借金を繰り返し溜まり溜まった250万。

つい先日まで、何とか一本化して月々の支払いだけでも減らせないかといった思考のまさに自転車操業。

所詮借り入れ件数が多いことと、金額、また収入から一本化は無理なことは分かっていても、

「頑張って、今の支払いをやりすごし、減らせたら一本化しよう。それまで耐えよう」

と考えていたわけですが、


一体いつそれが実現するのかと思ったときに、初めて金利、元金が毎月ほとんど減っていない現実を目の当たりにしたのです。

気がつくのが遅すぎます。はっきりいって馬鹿だと思うし、なんてだらしなかったのかと、正直首を括りたくなりました。



詳細の経緯は、また後日書くとして、

昨日あったことを、忘却録として、残しておこうと思います。


ネットで債務整理を行ってくれる弁護士事務所司法書士事務所を探す

チェックした項目は以下。


・報酬額。報酬の支払が分割可であること。

・債務整理に関して力をいれているところ。

・近いこと。

・もちろん相談料無料のところ。


これによって、一つの司法書士事務所に相談の予約をいれました。

電話やメールでの相談をしなかったのは、面談の方が、より詳細が聞けると思ったことと、

自分が信頼をおける方に依頼がしたかった為。これは正解だったと思います。



実際の相談

身分証明書と印鑑そして債権者リストを持参。

先生からは債権者が分かるもの、カード類あれば契約書と云われましたが生憎契約書は紛失。

ネットで自分の借り入れ情報をしらべ

債権社名 利率 残高 毎月の支払い 契約年月日をまとめて持参しました。


着手金(約1万円)を納めないと着手していただけないということを、さまざまなサイトで読んでいたため

不安を覚え、いっそのことまだ使えるカードで借り入れを…と、まで考えてしまいましたが、

あまりに愚かしい行為なので、正直に現在所持金がなく、着手金が支払えないことを話すことに。

なのでほぼ無一文で訪問となりました。


相談時間は1時間20分程。納得の行く、相談ができたと思います。

よく30分5,250円の相談料というのを、弁護士事務所で聞きますが、

30分で話をまとめるには相当な準備をしないと難しそうに感じます。

そう思うと相談料無料というのはとても、敷居が下がり非常にありがたいことです。


整理内容

・6社整理。1社は金利が低くまた、残高も少ないことから外す。

・過払いが発生する可能性はA社のみの可能性。

・他は利息をの支払いを止め、元金のみの返済を目指す。

・月4万円前後の支払いになる予想。


報酬

着手1万円 一件につき3万円 過払い発生時2割の成功報酬


これで、過払いを除く金額で6件×3万円+1万円 なので本来なら19万円なのですが

5件計算で16万円にしていただけました。

また、前述の通り、無一文での訪問、且つ今月の支払いは難しいこと来月も収入が少ないことを相談し

来月からの報酬支払いでも、すぐに着手していただけるとのこと。

来月から支払いが無理なく行える金額で、支払う予定。無理が生じる場合は相談に乗っていただけるとのことでした。

一番心配していた点だけに、先生に深く感謝し、金輪際決して借金に手を出さないことを誓いました。


また、和解成立後の債権者への支払いも、11月か12月から行えるよう交渉をしていただけるとの事。

重ね重ね感謝しきり。


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委任契約書を結び、6社のカードを先生に渡しました。

実は内一社、そのカードにて今後の返済が手数料なく行えるらしく、カードを使うかと聞かれたのですが

手数料はかかったとしても、カードはもう持ちたくなかったので、6社すべてのカードに鋏を入れて頂きました。


財布から今まで見るだけで苦しかったカードが無くなり、ホッとしました。

カードが収められていた部分が無様に広がり、えもいわれぬ思いです。

新しい財布を…とも思いましたが、当分は戒めとして、この財布を使っていく予定です。



これで、利子を払うための自転車操業の借金生活とお別れ。

あとは3年内に元本を返済して行くのみ。(もちろん報酬もですが)

いつ、この借金生活が終わるのか、果たして終わるのかと思っていましたが、やっと出口が見えた思いです。

もちろん、まだまだこれからですが。


動き出すのには勇気が要ります。

実際、事務所に電話をかけるのも、相談をするのもとても緊張しました。

しかし、借金をしようと、クレジット会社の門をくぐる事を思えば、なんてことないと今なら思います。

債務整理をするということは、借りた会社に大きな迷惑をかける事であることには変わりありませんので、

胸を張って云える事ではとてもありませんが、どうしようもなくなる前に、独りで抱えず、

相談をするということはとても大切なことだと思いました。


この任意整理により私の信用情報は事故情報として登録され、所謂ブラックとして、当面ローンを組むこともできなくなります。

しかし、5-7年間をリハビリ期間として、借金体質から抜け出すチャンスにして、生活の建て直しを行いたいと思っています。