サウナのようだった今年の夏もいつの間にか終わり、
天高くさわやかな風が通る季節となりました。

とにかく今年は異常なほどの高温が続き、
畑の作物も意外に早く息つきてしまうものが多かったように思います。

本日9月5日は二十四節気では処暑、
七十二候『禾乃登る(こくものみのる)』となります。
田に稲が実り、穂をたらす頃。禾(のぎ)とは稲や栗などの穀物のことを言います。

暦にあるようにわらびの里の施設下に植えられた栗の木にも
たくさんの実がついています。

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まさに禾実る秋の始まりです音譜
お弁当に栗ごはんや、渋皮煮など使えるといいのですが…。


さて、夏の野菜たちはそろそろ終わりを迎えていますが、
これからの活躍が期待される秋の苗たちが順調に育っています。

と、言いながら秋の野菜というよりは夏の野菜ですが、
写真は空芯菜です。
ビタミン豊富な空芯菜は葉物野菜が取れなくなる夏場に便利な野菜です。
くせがなく、油との相性がいい空芯菜は炒めものにするとおいしいです。
和え物にする場合もごま油などを少量加えてナムル風にすると
栄養も体に吸収しやすくなり、おいしくしあがります。
切ると空洞ができることから空芯菜と言われます。

$ハーベストキッチン-空芯菜

育てる側からも夏の強い日差しに強く、
ぐんぐん枝葉を伸ばす元気な野菜です。
切るとすぐにしなびてしまいますので、
調理はお早めに。

次の写真は秋きゅうりの苗。
きゅうりと言えば夏野菜の代表ですが、
秋にも収穫できる品種があります。

$ハーベストキッチン-秋きゅうり

収穫すると痛いくらいいぼがとがっていますが、
これは新鮮な証拠。
お店で購入されるときもぜひ、いぼが鋭いものを購入してみてください。
(いぼのない品種もありますが…)
きゅうりの成分はほとんどが水分ですが、
利尿作用があり、むくみやだるさの解消に効果があります。

次の苗はブロッコリー。

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12月の初めごろから収穫できる予定です。
ブロッコリーはビタミンの豊富な緑黄色野菜。
ビタミンCが豊富なので、蒸したりレンジで加熱すると流失が防げます。
カロテンの吸収をよくするため油と一緒に調理すると効果的です。

次はキャベツの苗。

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キャベツは生育期間が長く、収穫は芽吹き祭りのころ。
2月以降になると思います。
お弁当にもたくさん使うキャベツですが、
こちらも蒸したりレンジで加熱したりする方が、ビタミンをしっかり取り入れることができます。
ハーベストキッチンでは、和え物に入れるほうれん草や小松菜、チンゲン菜、そしてキャベツなどはすべて蒸して使用します。
この方が甘みも増すような気がします。

さて、最後に収穫の終わった冬瓜です。
夏に撮れる野菜なのに冬の瓜と書きます。
きっと夏の間に収穫して冬まで保存できますという意味なんでしょうね。


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大きくてひとつからたくさんの実が取れますのでお弁当にはもってこいの野菜です。
逆に家庭では使いにくい材料ですね。
今は家庭用にミニ冬瓜も栽培されています。
きゅうりと同じようにほとんどが水分で、利尿作用に優れています。
お弁当では蒸した後だし汁で炊いてあんかけにします。
冬場は味噌やしょうがと一緒に炊くと体の温まるひと品になりますよ音譜

まだまだ他にも冬野菜の苗作りは続く予定です。
機会があればご紹介いたしますのでお楽しみに割り箸