斉藤和義 on USTREAM「空に星が綺麗」
4月8日 20:00~ 2回目の放送

SET LIST

・虹
・春の夢
・手をつなげば
・赤いヒマワリ
・古いラジカセ
・I LOVE ME
・AreYouReady?
・レノンの夢も
・映画監督
・桜
・ずっと好きだった
・ずっと嘘だった(曲中に回線停止?混雑でダウン?)
・ずっと嘘だった(2回目(らしい))
・空に星が綺麗
(コメント中に配信停止)


もう何も言いません。言えません。

とりあえず、「ダブ」と「風とロック」にも、ライブ代(=義援金)、送ります。


来週金曜も20:00からの配信予定。

http://www.ustream.tv/channel/speedstarch


自粛ムードの漂う中、名古屋へお花見に行ってきました。
名古屋のお花見と言えば、名城公園か、鶴舞公園。
地名は「つるまい」でも公園は「つるまこうえん」。謎の場所です。

例年、場所取り大合戦が繰り広げられる中、
ブルーシートとテント・寝袋を持ち込み、
泊りがけで場所を死守するワイルドな場所取り男子チームの応援にちょっと顔出し。

少人数飲みってことで、なんだかじっくりな話になり、
その中で友人の男性が語った言葉が、ものすごくいい言葉だったので、
めもめも。しておきます。

彼は大手車関連企業で車の修理をしている方なのですが、
震災の影響で操業がストップ。
突然、一週間くらいの有給消化を命じられたとか。

その間、「こんなにも『仕事がしたい!』と思った事はなかった」と…。

最初は、あいた時間で自分の使う道具の手入れをしたり、
こんな時だからこそと本棚作って創作意欲を発揮してみたり、
パタゴニアの社長が書いた経営論の本を読んでみたり、
色々やてみたけれども、どうしても。どうしても。
仕事がしたい!!!!と。

「君なんかも、仕事柄、わかるだろ?
モノ作りにかかわる職人魂みたいなのがあるだろ?

いい仕事を一生懸命して、その疲れを癒すビールが旨いんだ。
仕事があるから、休日はやりたいように遊べるんだ。

被災地で壊れている車が何台あると思ってるんだ…
やらなきゃいけないことがたくさんあるんだ…!」

飄々としたタイプの、誰とでも仲良くなれる、
自分を押しつけることのない性格のみんなのお兄さん的な存在のこの人に、
静かに、でも確かに、まっすぐ私の目を見て熱く語ってもらって…。

私、いま、ここにいて、このひとの話、聞けて、よかった。
と、ほんとうに、こころから、思った。

翌日の花見は30人くらいでワイワイ楽しく盛り上がり、
私は「魔女の宅急便パイ」を作って行きました。
結構好評だったようで、よかった◎

二次会はパスして当日券目当てに渋さ知らズオーケストラ@クアトロに飛び込み参戦!
なにこれめっちゃ面白いーーーーー!!!自由すぎるー!!
たっぷり3時間、怒涛のJAZZ!かーっこいいい!
音楽だけじゃなくてパフォーマンスも…コンテンポラリーアートエンターテイナー集団でした。
「花見自粛すんな!祭り止めるんじゃねえ!こう言う時だからこそ元気出すんだよ!!」って。

盛り上げに盛り上げてくれました。
かっこいい大人っていっぱいいるなぁ!

うちの地元のお祭りは、今年は自粛になったけど、その分のお金を義援金に。
でも、いいよ!私は納得してる。来年にはまたできるし!
みんなで元気にならなきゃね。
過剰な自粛はしない。心を傷め続けることもしない。楽しんで生きる。
今までよりもずっと、自分も、自分の好きなものも、大切に出来てる気がする。


翌日は。以前の職場で一緒だったデザイナーの友達とシャガール展を鑑賞。
メナード美術館は、個人所蔵ではかなりたくさんの名画を持ってる素敵な美術館。

数年前にも見たんだけど、何度見ても素敵な「ダフニスとクロエ」の胸打つ物語!!!
物語の挿絵として作られたリトグラフは、男女がとまどいつつ、愛をはぐくんでいくストーリー。

色鮮やかでファンタスティック。そして愛も悲しみも切なさもエロスも全部、入っているあの絵…。
ほう…と素敵なためいきをつきながら鑑賞しました。

入場料も全額、義援金に回していただけるそうで。。。。
素敵だね。みんなでがんばろうね。

その後は、以前の職場仲間集合ってことで、
新しくお付き合いを始めたディレクターさんと、チャリティーの件で一席設けまして、
モノ作り、デザインを通して見えない価値を形にしていく仕事ってものの
重要性を説いていただき、勉強になりました。

それから、「ひとと出会うことの大切さ」を伝えるための名刺デザインのうちわせ。
女性が社会に出ていく時の、自分をアピールするツールを、どう良くしていくか。

お酒を酌み交わしながら、あれがいい、これがいい、って
女性の目線でブレストできるのは楽しかったなぁ。

私は、仕事で体を壊したり、何度かしくじってるクチなので、
自分のやりたい仕事ができる喜びを享受しながらも
「仕事は好きだけど、仕事を愛してはいないなぁ」と思ってたんだけど、

「絶対」を求めるんじゃなく、「上手なバランス」を探しながら頑張っていきたいな~と、
あらためて、思いました。

それから、仕事柄、モニタの前に貼りつきっぱなしで会う人も限定されちゃうので、
やっぱり「ひとと会う」って大事!!

人間は一人では生きていけないもんね。


色々学んだ、良い週末でした。


お仕事の量は、ゆるやかに、増えつつあります。
夕飯担当なのに、家族のご飯が作ってあげられなかったりすることもしばしば。。。

日付が変わる頃、仕事を終えて帰ってきたときに、
親がインスタントラーメン食べ終えた姿とか見ると、本当に悲しくなるけど、
今はまだ、バランスを探している最中。もうちょっとまっててね。。。

もうちょっと、いろんなことが良くなって行けるようにしよう。
自分のことも、自分のまわりのことも、自分が属する色々な世界のことも。。。。


前を向いていこう、と、思ってます。

とりあえず、早寝早起きからはじめて行きます。

おやすみなさい。
明日も、元気に働いていきます。嬉しいです。



私の可愛い男(諭吉と言います、何かと役に立つ男です)を東北方面に旅立たせ、
自分は自分で稼ぎましょかね、と思っていたところ
ボランティアのようなチャリティのようなお話が矢次に飛び込み、
少々複雑な気分でございます。あはん。

いやいやこれも何かのご縁。
清くあらねば。わたしのこころ、がんばれ。

そういえばくるり@京都磔磔も行ってきました。
老舗のライブハウス、草分け的存在、ってだけであこがれの場所なんだけど、
色々と複雑な気持ちで。。。。自分たちだけ楽しんでいいのか、と。。。

岸田君が「京都は全然揺れないし、正直、TVの中で起きてることが
実感沸かんのです…」って言ってたけど、本当にそうだった。

ライブはフルアコースティックで、収益は全部、寄付にされて。
でも、そうじゃないと心苦しくてしょうがないから、その心遣いが、嬉しかった。

「自分にできることは何か?
みんな、その良い「?」を持ち帰ってください」って。
そうだね、できること、しなきゃね。していくよ。

ガンガンな「スケベな女の子」とかも聴きたかったけどー、
それはまたいつか叶える夢として。

アコースティックの良さも、いいよね。じんわり、あったかい、ライブでした。
10-FEETはかなり苦しかったけどね。「ハートでカバー」なのです。

翌日は京都観光。
空は晴れて清々しく青く、梅の花が咲き匂い、鴨川の流れは清らかで。
京都のハイパーメディア現地案内人な男友達と合流して、
鴨川沿いをずーっとお散歩しました。
(私は宿の場所どころかライブハウスの場所も把握せずに行きました。感謝。合掌。)

たぶん、本能的に屋内にいるのがいや、で。
ウナギ発見したり、飛び石飛んだり、デルタの先でしゃがみ込んでみたり。

同じ「水」なのに。鴨川の流れはこんなにも清らかなのに。
飲みこまれて死んじゃう人が、打ち上げられたたくさんのひとがいるなんて。
同じ、陸続きの場所なのに。車でぴゅーんって行ける場所なのに。
なんで、こんなに違うの。
京都はこんなにも、こんなにも、平和で穏やかなのに!
おだやかな景色と裏腹の、複雑な気持ち。。。。。。

友人も、わかって、わかってて、しんみりした話はぜずに、
バカ話ばっかり付き合ってくれるのがうれしかった。

そんなこんなで友人は「ヘリに空きができたんで」って被災地に向かい、
私は彼にもらったチケット握りしめて、美術館梯子して、ダッシュでお寺さんも行って、
ちいさなお堂で一人きりになったら、無性に泣けて泣けて泣けて、
もうみんななんで死んじゃうの。なんで地震なんか起きるの。
誰のせいでもないけど何でこんなひどいこと起きるの。って。

ひとしきり泣いたら、またダッシュでお土産買って、帰ってきました。
普通にしてなきゃ。ふつうに。げんきにはたらかなきゃ。
と思ったけど、やっぱり色々気落ちしたり、持ち直したり、なんやかんや。

本当に正直なところ、京都の安心感は半端なかったです。
TV見なければどんなことが起きてるかなんて全然関係ないくらいで。。。。
私の実家は岐阜県の長野寄りらへんで、弱いながらも震源地近くて、
ここに大きな断層があることは分かっていたので、正直、近づきたくなくて。

でもそんなわけにはいかないんだ。
自分だけ安全な場所にいるなんておかしいんだ。
私には私の現実がある。

そんなかんじで、帰宅して、おしごと、してます。

家を失ったひと、家族を失ったひと。。。。。
どうか、すこしでも、前を向いて行けますように。
連日のニュースに心を痛めてるけど、
ゲストハウスで一緒になった外国人の方も、
日本のことをとても心配してくれてて、世界中から応援されてて、
すげーな日本。って。思いました。

あと、また旅に行きたいです。
東北は行ったことがないから、いつかちゃんと「観光」したい。
自分の足で向かって、自分の足で歩いて、その土地の空気を吸いたい。
そうやって、知らない場所を知っていきたい。
そうできるように、復興、してほしい。です。
(これを言うのはまだ早いかもしれないけど。でも、絶対行く!
たぶん、これは、すごく深い所にある愛情、なんだとおもう。)

しかし現実はガソリン値上げハンパないんで、しばらく引き込もりです。
気分転換にドライブしたらイノシシ家族に出会ったよ。
はよ帰れ仕事しろってシシ神様のお告げかしら。


。。。はたらきます。はい。


日々伝わってくる状況の中で、
少しずつ、みんな、「じぶんのできることは何か」について、
考えて、動いていることと思います。

いろんな協力の方法があるなかで、
私個人としての思いにぴったりくる記事があったので、転載します。

ほぼ日刊イトイ新聞 より一部抜粋


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「こころのこととは、別にしました」

愛であるとか、尊いお気持ちであるとか、
それはそれは大切なものだと思います。
でもいまは、見えるもの、食えるもの、あたたかいもの、
いのちの助けになるもの‥‥とても具体的なものが、
必要な時期だと考えました。
愛ややさしさは、そのままご自分の胸のなかに、
大事に保管しておいてください。
大きく育てておいて、いずれ使ってください。
いま、ぼくらは具体的な力を集めます。

■糸井重里が寄付に関して書いた6つのツイート(3月13日付)
1  「人」と「もの」と「金」が必要になると思います。
人とものは、必要な場所に運ぶことにコントロールが要ります。
近所のバザーのようになってしまっては困ると思うのです。
いまは「道」も足りないのです。金の用意をしましょう。
金でさまざまなものをまとめて買えます。

2  反発されるかもしれませんが、言います。
「金」は、その心が尊いというのもほんとうですが、
アルバイトの時給が1000円の時代の「貧者の一灯」は、
「小銭」ではないと思います。
寄付の相場を、いま上げるべきじゃないでしょうか。
かなり大事なことだと思うのです。

3 お金のことを言うのはむつかしいですが、続けます。
お祝いだとか、お悔やみだとかにも相場がありますよね。
今回、たとえば、
「じぶんひとりを3日雇えるくらいのお金」
と考えたら、どうでしょうか。
はっきりとした「実力」になると思うんです。

4 さまざまな角度から、
反論も攻撃もくると思いながら言ってます。
気に障ったら、ほんとうにごめんなさい。
いわゆる小額の寄付について、
企業や組織でやったことのある人はわかると思うのですが、
経費のほうがかかるくらいになることが多いのです。
キャンペーンより、実効がほしいので。

5 じぶんなりに、いろいろ考えてみての提案でした。
せいいいっぱいやれることを考えて、
この言いにくいことを言いました。
明日、会社でもこのことについて話しあってみます。
分かってくださった方、ほんとうにありがとうございました。
泣きそうです。

6 日本赤十字社のことを念頭にいれて、語っていました。
じぶんたちが、集めるようなことはしません。

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(注:ほぼ日では直接、募金は募っていません。
餅は餅屋。信用できる送り先として、日本赤十字社を紹介しています。)

たとえば自分が、今日も明日も宿なしの時に、お財布にいくらあったら安心できるのか?
いま必要なのは、「ささやかな善意」だけじゃなく、「本気の支援」。
少しくらいの痛みは、元気があれば、取り戻せるよ。

日本赤十字社に2,000円以上の寄付をしたら税金の控除対象になるそうです。
細かくあれこれやるより、まとめた方が受け取る側の手間も省けて、かしこいみたいです。
くわしくはこちら。

揺れてる場所は、自分の国。これは自分の問題だから。。。


きのう、地震当日に打ち合わせをしたディレクターさんから、
チャリティーオークションへの出品のお話をいただきました。

収益を東北へ寄付しながらも、
中部の経済を活性化させよう、という企画だそうです。

まだ具体的なところは決まってないけど、
私のデザインが何かの力になるといいな。


ではでは、おしごと、します◎


※追記:
そういえば、東京の友達は無事でしたよ。
ご心配おかけしました。



地震が起きた瞬間は自宅にいました。
テレビから地震予想速報のアラームが鳴り響き、
キャスターの「揺れています!かなり大きい揺れです!」の声……。
遅れて伝わった私の家へも、長い揺れ。
岩盤の上にある地層で、数年前に建て替えたばかりの我が家は全く無事だったのですが…。

その後すぐ、高速で名古屋に向かい、昔の職場でご一緒していたディレクターさんと打ち合わせ。
ご縁があって、また一緒にお仕事ができそうな予感。
同業の女性がひとり、ふたりと離れていき、さみしいなぁと思っていただけに、嬉しい出会いでした。

しかし帰宅後、テレビを見て唖然…………。

同じ国の出来事なのに。
関東方面の友人が心配で心配で……。
この時間にようやくちらほら、帰宅報告がmixiであっても、まだ余震に怯えてるようす。
あぁ、まだメールも帰ってこない。
無事でいて欲しい…!

私は明日から京都磔磔遠征予定だったんだけど…
行くべきか…?
でも、せっかくチケットを譲ってもらった方に申し訳ない…。

「観光」というより。
祈りたい。
どうか、どうかひとりでも多くの命が救われますように。
復興に向けて希望をもてますように。
私が力になれることがあれば、何かをしたい。

対岸の火事じゃないから。同じ日本のことだから。

今は邪魔をしないように、ツイートも控え目に、回線を開けて。

ひとりでも多くの方の無事の報告が、大切なひとに伝わりますように……。

被災者様やご家族のお心が、少しでも安らかなものでありますように。

亡くなられた方のご冥福をお祈りいたします。
しかるべきところに、お帰りになられますよう。


心から、祈っています。