職場ではよく
「山下さんって、いつも明るいよね」
と言われます。
褒めてもらえると、
心の中で「よしよし、私OK」と思いながら家に帰るのですが、
正直なところ、
人といる時間はとても疲れていました。
外では“いい人”。
家に帰ると
「きつかったー!」と本音が出る。
そんな自分を、ずっと繰り返していたのです。
結婚してからも、
夫婦の価値観のズレを感じていました。
私は新しいものが好き。
主人は古いものが落ち着くタイプ。
私が「もっと大事にされたい」と感じていた一方で、
彼の愛情表現は
「仕事をして、稼いでくること」。
今思えば、
その寂しさは、幼少期に満たされなかった
心の奥の感情が出てきていたのだと思います。
私は父が苦手でした。
お酒が入ると怒鳴り、騒ぐ。
理容店を経営していましたが、
店も家庭も母に任せきり。
私は
「母のような人生は送りたくない」
そう強く思い、
安定したサラリーマンで、真面目な人を選びました。
結果、
安定・真面目・言うことを聞いてくれる人。
条件通りの人を引き寄せました。
でも、そこには
遊びやワクワクがなく、
正直、退屈さを感じていました。
旅行には行かず、
お盆と正月は主人の実家へ。
真面目すぎて、堅すぎる。
私はいつの間にか、
「これはやらなきゃ」
「こうあるべき」
そんな思考で生きていて、
本当はやりたくないことだらけの毎日でした。
そんな時、ある人に出会いました。
自由に生き、
好きな場所へ行き、
好きなものを身につけ、
楽しそうに輝いている人。
その姿を見て、
「本気で生きているって、こういうことなんだ」
と心が大きく動きました。
私も、こう生きたい。
そう思ったのが、すべての始まりでした。
そこから私は、
スピリチュアルな動画をたくさん見るようになり、
自分の「好き」を少しずつ始めました。
ズンバ、ヨガ、ピラティス、エステ、旅行。
とにかく楽しいことをしていました。
同居という環境の変化がありながらも、
「私は自由でいい」
そう思えていた時期だったと思います。
しかし職場では、
どうしても苦手な人がいて、
その人のことを考えるだけで
心が重くなるようになりました。
「この思考をどうにかしたい」
そう思い、自己啓発を学びましたが、
どこかしっくりきませんでした。
そこで初めて
“思考を変える”という考え方に出会います。
気分を変えるために忙しくしたり、
副業や旅行、スパに行ったり。
調子がいい時は商品も売れて、
一人で楽しんでいました。
でも、それは長くは続きませんでした。
そんなある日、
ふと目に入ったのが
「超意識」の動画でした。
不思議と惹かれ、
朝からずっと聞いていました。
アファメーション、
心の向け方、
意識の置き方。
何より、
話している方の
「言い切る話し方」が心地よく、
すぐに心の支えになりました。
そして私は、
「もっと超意識を知りたい」
「ここに答えがあるかもしれない」
そう思うようになったのです。
—— 次は【自己紹介パート3】へ続きます。
